サイエンスキャンプ
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体験しよう!未来の電池の作り方

キャンプ会場

松下電器産業株式会社電池研究所
〒570-8501 大阪府守口市八雲中町3丁目1番1号
URL:http://matsushita.co.jp/


キャンプ会期
2005年3月23日(水)午後5時〜3月25日(金)午後3時 2泊3日

キャンププログラム
 
携帯電話をはじめとするモバイル機器に、今や欠かせない電池。松下電器では未来に向けたクリーンなエネルギーを生み出す燃料電池の開発に取り組んでいます。その中でも今回は砂糖電池を紹介しました。
生物は食べ物からエネルギーを摂りだしている燃料電池そのもので、その代謝サイクルを応用して電気を取り出そうというのが砂糖電池の基本原理です。
今回のキャンプでは、燃料電池のしくみを学ぶとともに、実際に砂糖電池を作る体験を通して理解を深めました。
 

体験感想
サイエンスキャンプを通して
兵庫県立姫路南高等学校1年生
今回のサイエンスキャンプに参加するまで私は緊張と不安でいっぱいでした。知らない人たちと生活するにあたって、とても心配な事ばかりでした。しかし実際に出逢った人たちは、想像と違い、みなさんとても親切な方ばかりでした。サイエンスキャンプがとても充実していたのも、出逢った方々のおかげだと思います。
実習については、私は砂糖電池ということを全く知りませんでした。燃料電池については少し本を読み、調べておいたのですが、実現性の難しさを感じました。それは、まだ水素が一般に普及していないからです。しかし砂糖電池は違います。これはまだ考案中ですが、ペースメーカーを砂糖電池で動かすことが出来れば、大きな利益が得られようになります。人が糖分を取ることで、砂糖電池が働きペースメーカーが作用する。排出された二酸化炭素は、肺を通って呼吸として空気中に出てきます。こうすることによってペースメーカーの交換の度に手術をすることもなくなり、半永久的に砂糖電池は作用するのです。水素はまだまだ供給が難しいけれどグルコースなら普段の生活でも手に入れることが出来るし、安全です。私はぜひ、この考えが実現すればと思いました。
砂糖電池を実際に作るにあたっては、一つ一つが分からないことだらけでした。質問して少しは分かったような気になっても、また分からないことが次々と出てきて、学校の授業のようにはいかないのだと実感しました。学校では、化学・物理・生物と全て分けて考えているのに対して、砂糖電池は全てを混ぜ合わせたような感じでした。私はまだ化学しか勉強しておらず、余計に難しかったのかもしれませんが、自分の勉強不足さに気付きました。また、途中で風邪をひいて倒れてしまい、肝心な発電力実験が出来なかったことも大きな悔いが残りました。
だから、次の機会には必ず、もっと勉強して挑みたいと思いました。

キャンプスケジュール
第1日目
(3月23日)
17:00 17:30 集合【宿舎】
18:00 19:00 夕食
19:00 21:00 参加者&引率者ミーティング
第2日目
(3月24日)
7:00   朝食
8:10 8:30 会場へ徒歩で移動
8:30 9:00 開講式、オリエンテーション
9:00 9:30 松下電器産業の概況
9:30 10:30 本社R&D部門の概況
10:30 12:00 松下電器技術館見学
12:00 13:00 昼食
13:00 17:00 燃料電池技術の紹介、砂糖電池技術の紹介
17:00 17:30 まとめ
17:30 19:00 懇親会(夕食)
19:00 19:20 宿舎へ徒歩で移動
19:30 21:30 参加者&引率者ミーティング
第3日目
(3月25日)
7:00   朝食
8:10 8:30 会場へ徒歩で移動
8:30 12:30 実習砂糖電池を作って発電してみる
12:30 13:30 昼食
13:30 14:30 実習まとめ、ディスカッション
14:30 15:00 閉講式
15:00     解散【研究所】


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