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意外と身近な放射線とナトリウム

キャンプ会場

核燃料サイクル開発機構敦賀本部国際技術センター
〒919-1279 福井県敦賀市白木1
URL:http://www.jnc.go.jp/zturuga/center/index.html


キャンプ会期
2005年3月27日(日)午後5時〜3月29日(木)午後3時 2泊3日

キャンププログラム
 
エネルギーの安定供給確保のために、新しい原子炉(高速増殖炉)の開発と核燃料サイクル技術の開発を進める必要があります。核燃料サイクル開発機構ではFBR(高速増殖炉)を用いた核燃料サイクルの将来展望を切開くための研究開発などを重点的に進めています。
今回のキャンプでは、私達の身の回りに意外と多く存在する放射線の測定や原子炉の中で発生した熱を伝えるために利用しているナトリウムについて、その特性を実験や観察等の実体験を通して学びました。
 

体験感想
私を成長させてくれたサイエンスキャンプ
東京女学館高等学校1年生
「放射線」という物はサイエンスキャンプに参加するまで、私にとって「危険」なものでしかありませんでした。原発も同様でした。私がこのテーマを選んだ理由は、放射線が私達にとってどう身近なのかが気になったからです。私は学校の授業などで放射線について習っていなかったので、放射線や原発についての知識はほぼゼロに近いものでした。「無事に帰れるかな…」と今となっては意味の分からない事も考えていました。
しかしキャンプに参加して、私の考えは180°変わりました。放射線は今この文を書いている最中にも私の周りにあるし、原発も危ないだけのものじゃない!!
…普通に考えれば当たり前のことですが、その時の私にとっては感動(少し言いすぎだけど)するくらいスゴい事実でした。特に放射線なんてキャンプに参加するまでは、「普通に生活してれば全く関係無い」
と思っていたので、本当にビックリでした。
原発については、これからの地球の事を考えたらどうしても必要になるんだという事を知り、これもまたビックリしました。確かにまだいくつか問題はあるけど、それをクリアすれば、原発はこれからメジャーなものになっていくと思います。…というか、そうならなければいけない時代になってきています。
現代の人間は危機感があまりにも無いと思います。実際に私もそうでした。自分の思うがままにして、後のことを考えずに日々を過ごしている…。これは仕方の無いことかもしれないけど、「仕方なかった」じゃ済まない問題になるかもしれません。だから私は、少しでも次の世代につながるように、これから環境などの勉強や研究をしたいと思うようになりました。原子力も興味が出てきました。
今回のサイエンスキャンプは、私をとても成長させてくれました。技術者の方や参加者の方との交流も私にとってとてもプラスになりました。本当にありがとうございました!!

キャンプスケジュール
第1日目
(3月27日)
17:00 17:30 集合【宿舎】
18:00 19:00 夕食
19:00 21:00 参加者&引率者ミーティング
第2日目
(3月28日)
7:00   朝食
8:30 9:00 会場へバスで移動
9:00 9:30 開講式
9:30 10:00 展示館見学
10:00 12:00 放射線についての講義
12:00 13:00 昼食
13:00 15:00 施設見学(もんじゅ、中央制御室、MARS)
15:00 16:30 放射線の測定
16:30 17:00 実験のまとめ
17:00 17:30 宿舎へバスで移動
18:00 19:00 夕食
19:00 21:00 参加者&引率者ミーティング
第3日目
(3月29日)
7:00   朝食
8:30 9:00 会場へバスで移動
9:00 10:00 ナトリウムについて講義と実習
10:00 11:00 ナトリウム実験(水反応実験)
11:00 12:00 ナトリウム石鹸づくり
12:00 13:00 昼食
13:00 14:00 実験のまとめ、ディスカッション
14:00 14:30 閉講式
14:30 15:00 駅へバスで移動
15:00   解散【敦賀駅】


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