東京電力株式会社技術開発センター
〒230-8510 神奈川県横浜市鶴見区江ヶ崎町4番1号
URL:
http://www.tepco.co.jp/
2005年3月28日(月)午後1時〜3月30日(水)午後2時 2泊3日
電気は今や生活に欠かせない必需品で、水力、火力、原子力などの各発電所で発電し、送電線や配電線を通して、工場や家庭などで、動力や光、熱といったエネルギーに変換して利用しています。
東京電力では、限りある資源を大切にするためなるべく効率的に電力を発電、送電し、利用する技術の研究を進めるとともに、地球環境保全や資源循環型社会の構築に向けた研究にも取り組んでおります。
今回のキャンプでは、発電、送電、それぞれの最先端の研究を体験するとともに、東京電力の環境問題への取り組みについても理解を深めました。
スプリング・サイエンスキャンプに参加して
神奈川県立厚木高等学校2年生
普段から、環境・エネルギー問題には関心があったので、今回のサイエンスキャンプのテーマは私にとってとても魅力的なものだった。発電のときにCO2を出してしまうとはいえ、1つの企業に環境に関連する研究開発グループがこんなにもあるだなんて考えもしていなくて、始めから驚きの連続だった。
まずは講義。グラフで具体的な数値や割合を示されると、いかに温暖化を防ぐのが難しいことなのかを痛感する。京都議定書では全然足りないらしいが、その京都議定書すら守れるかどうか危ういそうだ。
私たち一人一人がどうすればよいか、という問いを投げかけられ、いろいろな案を出してみたものの、実現するとなるとこれは今の所ムリ、こっちはコストが・・・という感じ。でもそれでも、私は地球を守るためにできることを続けたいと思う。放置すると何が起こるか分からないから。
そして実験。今回は金属材料、超電導、化石燃料の燃焼の大きく分けて3つの実験をさせていただいた。
直接テーマには関係ないけれど、mybestは走査型電子顕微鏡!学校にはさすがにないので実際画像を見られて本当に感動だった。もう1つ特に感動したのが、超電導体の上で磁石が浮いているのを見て体験できたこと。よく紹介などで使われているけれども、実際手で押したり回したりした感触は決して忘れないだろう。電気抵抗が0(ゼロ)だなんて頭で分かっていても信じられなかったけれど、今回の実験・体験でぐっと身近なものに感じられた気がする。
また、研究者の方々がとても丁寧に説明してくれて、ちょっとした疑問にも親切に答えてくださったこともとても印象的に残っている。お忙しい中時間をさいて下さった研究者の方々に本当に感謝したい気持ちでいっぱいだ。
最後に3日間はあっという間だったけれど、本当にめいいっぱい楽しんで自分なりに学べたと思う。皆様本当にありがとうございました。
第1日目
(3月28日)
13:00
〜
13:30
集合【センター】
13:30
〜
13:50
開講式
13:50
〜
15:10
「電気の史料館」見学
15:10
〜
15:30
研究所の概要説明
15:30
〜
17:30
講義「地球温暖化防止に向けた諸方策の検討」
17:30
〜
18:00
宿舎へ路線バスで移動
18:00
〜
19:00
夕食
19:00
〜
21:00
参加者&引率者ミーティング
第2日目
(3月29日)
7:00
〜
朝食
8:15
〜
9:00
会場へ路線バスで移動
9:00
〜
12:00
金属材料研究の紹介と実験体験
12:00
〜
13:00
昼食
13:00
〜
16:00
超電導技術に関する実験
16:00
〜
17:30
技術開発研究所施設見学
17:30
〜
19:00
懇親会(夕食)
19:00
〜
19:30
宿舎へ路線バスで移動
20:00
〜
22:00
参加者&引率者ミーティング
第3日目
(3月30日)
7:00
〜
朝食
8:15
〜
9:00
会場へ路線バスで移動
9:00
〜
12:00
石炭の燃焼に関する実験
12:00
〜
13:00
昼食
13:00
〜
13:45
実験結果発表会
13:45
〜
14:00
閉講式
14:00
解散【センター】
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振興事業部
サイエンスキャンプ事務局
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