大阪工業大学工学部応用化学科
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2005年3月23日(水)午後5時〜3月25日(金)午後3時 2泊3日
20世紀は「電子の時代」と呼ばれていました。それに対して、21世紀は「光の時代」になるだろうと言われています。化学の世界でも同じように光は注目され、その活躍の場は増え続けています。
今回のキャンプでは、化学の世界における光の重要性を認識してもらいしました。光を利用した化学というと馴染がないような気がしますが、案外身近なところで見られるものです。
光化学の深さを知って
福岡県立京都高等学校1年生
光の研究は私にとって、とても深いモノであった。考えれば考えるほど分からなくなり、最初の論点ともかなりずれていたりもした。しかしちょっとでも答えが見つかった時に込み上げる喜びや感動などを実際に体験して、高校生活だけではわからない化学のおもしろさというモノを教えられたと私は思う。その中でも最初に実験した色素増感型太陽電池が一番印象に残った。ヨウ素の酸化・還元などによって電気が生じる仕組みになっている太陽電池だった。実験結果はあまり良くはなかったが、この研究を通して新たにその太陽電池に関する課題なども詳しく知ることができた。さらにここでは有機化学の分野にも踏みこんで学習した。私がまだ高校で習っていない分野だった。正直に言って結構難しかったが、私にとってこれはこれからの理科を今まで以上に努力して学んでいきたいという思いを起こすきっかけになった。もう少し理科を学び、多方面から化学を見ていける人になりたいとも思った。また、今回のキャンプで、同じ分野に興味のある友達や、大学生、教授達にも出会う事ができた。私が好きと言っている化学が他の人に比べてまだまだ小さいという事を思い知らされた気もしたが、何より皆が化学が好きだという事でつながっていることが嬉しかった。将来の進路が決まったわけではないが、今回の実験によって、化学という興味深いコトについて研究していくことの楽しみを学べたし、将来への大きな手がかりをつかんだと思う。
本当にこのキャンプに参加できて良かったなあと改めて実感した。
第1日目
(3月23日)
17:00
〜
17:30
集合【宿舎】
18:00
〜
19:00
夕食
19:00
〜
21:00
参加者&引率者ミーティング
第2日目
(3月24日)
7:30
〜
朝食
8:45
〜
9:00
会場へ徒歩で移動
9:00
〜
9:30
開講式、プログラム概要説明
9:30
〜
10:30
自己紹介
10:30
〜
11:30
講義「光と化学」
11:30
〜
12:30
昼食
12:30
〜
15:00
実験「光ではかる」
15:00
〜
17:30
実験「光で作る」
17:30
〜
18:00
実験のまとめ
18:00
〜
18:30
休憩
18:30
〜
20:00
懇親会(夕食)
20:00
〜
20:15
宿舎へ徒歩で移動
20:30
〜
22:00
参加者&引率者ミーティング
第3日目
(3月25日)
7:30
〜
朝食
8:15
〜
8:30
会場へ徒歩で移動
8:30
〜
11:00
実験「光で発電する」
11:00
〜
12:00
実験のまとめ
12:00
〜
13:00
昼食
13:00
〜
14:30
実験結果報告会(実験のまとめと感想)
14:30
〜
15:00
閉講式
15:00
解散【大学】
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