国立大学法人鹿屋体育大学体育学部
〒891-2393 鹿児島県鹿屋市白水町1番地
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http://www.nifs-k.ac.jp
2005年3月19日(土)午後3時〜3月21日(月・祝)午後0時30分 2泊3日
オリンピックに参加するトップアスリートの記録向上のためには、ナノ・マイクロレベルの最先端科学の研究成果がフルに動員され、オリンピックやプロスポーツの舞台では1/1000秒、1mmを争う究極の闘いが繰り広げられています。今回のキャンプでは、人間の身体能力を極限状態にまで高め、限界に挑戦するスポーツ科学の最先端テクノロジーを紹介し、様々な講義や実験を通してスポーツのパフォーマンス向上に最先端科学が果たす役割について理解を深めました。さらに、このようなスポーツ科学分野の研究成果が、一般の人の健康づくりにも広く応用されている事例を紹介し、国民全ての健康の維持増進にスポーツ科学の研究が大きく貢献している事実を理解してもらいました。
夢
兵庫県立神戸高等学校2年生
僕の将来の夢はスポーツドクターになり、世界中の人々がスポーツを心から楽しめるよう、その支えとなることです。
例えば、どのようにして支えになるかというと、せっかくスポーツを楽しんでも、それによってケガをしてしまった人を一日でも早く元のパフォーマンスができるよう治療したり、そんなケガが起こらないよう防止策を考えたり…等です。そして、今回のプログラムの講義で僕が考えていた事についてくわしく、しかも、カラーコピーのテキストもいただいて勉強することができました。特に最新の遺伝子や筋肉の仕組みについて勉強でき、今まで自分で勉強してきた点が線のようにつながり、深く理解することができました。今回のプログラムは僕にとってさらに、さらに学ぼうと思う動機づけの大きな一つになったと思います。
しかし、多くのことを学ぶことができたのですが、一つ課題が残りました。それは、僕が最大の目標においている各々のスポーツ動きを明らかにすることです。どういうことかというと、体にやさしく、効率のよく、人間本来の動きに合っている、超一流の選手に共通する動きを総合したものです。初めて聞く人は机上の空論だと思うかもしれませんが、僕が鹿屋体育大の人にこの質問をぶつけてみたところ、真剣に聞いてもらい、まだ今の段階のスポーツ科学ではわからないということでした。けれども、研究者の人にとってもそれは大きな夢だということを知って自分の目指していたことは間違ってはいなかったんだと自信になり、再確認することができました。そして、俺がこの問題を解決してやるんだ、とも感じました。
これからは、今、熱く感じていることを常に考え、最終的には、自分自身も一生スポーツを続け、運動する人、運動するのが困難な人の支えとなるアスリートドクターになりたいと思っています。
第1日目
(3月19日)
15:00
〜
15:30
集合【大学】
15:30
〜
15:45
開講式
16:00
〜
17:00
イントロ講義「スポーツ科学の最前線」
17:00
〜
18:00
宿舎へ徒歩で移動・休憩
18:00
〜
19:00
夕食
19:00
〜
21:00
参加者&引率者ミーティング
第2日目
(3月20日)
7:00
〜
朝食
8:30
〜
9:00
会場へ徒歩で移動
9:00
〜
10:00
大学施設見学
10:15
〜
11:15
講義I「スポーツ活動の3次元分析」
11:30
〜
12:30
実験I「スポーツ活動の3次元分析」
12:30
〜
13:30
昼食
13:30
〜
14:30
講義II「スポーツ活動と筋力」
14:45
〜
16:45
実験II「スポーツ活動と筋力」
16:45
〜
17:15
実験のまとめ
18:00
〜
19:00
懇親会(夕食)
19:00
〜
21:00
参加者&引率者ミーティング
第3日目
(3月21日)
7:00
〜
朝食
8:30
〜
9:00
会場へ徒歩で移動
9:00
〜
10:00
講義III「スポーツ活動と持久力」
10:10
〜
11:40
実験III「スポーツ活動と持久力」
11:50
〜
12:20
実験のまとめ、ディスカッション
12:20
〜
12:30
閉講式
12:30
解散【大学】
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