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サイエンスキャンプ2004
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産業技術総合研究所 中部センター

産業技術総合研究所中部センタ−は、材料科学・技術における世界的な研究所です。
ここでは、地球温暖化を始めとする環境問題、情報化社会や高齢化社会などにおける様々な問題の解決を目指して基礎研究から実際に役立つ技術開発までの幅広い研究を行っています。特に、環境保全材料、多機能材料、無機生体材料などの開発や製造技術の開発を進めています。
今回のキャンプでは、近い将来、省エネルギーに大いに貢献することになる「調光ガラス」を取り上げます。「調光ガラス」は、室内に入る太陽光の量を自在にコントロールすることができる不思議なガラスです。この「調光ガラス」を実際に真空下で作製して、電子顕微鏡などで観察することにより、ナノテクノロジーの研究の一端に触れていただきます。


1 会期
2004年8月24日(火)午後1時30分〜26日(木)午後0時30分

2 会場
産業技術総合研究所 中部センター
〒463-8560 愛知県名古屋市守山区下志段味穴ケ洞2266-98
(名古屋駅から約1時間)
TEL:052-736-7063  FAX:052-736-7403
URL:http://unit.aist.go.jp/chubu/
宿泊場所:名古屋サンプラザ(予定)

3 募集人数
9名

4 プログラム
近年、夏の酷暑、暖冬など異常気象が続いており、地球環境が悪化している現状を皆さんも感じていると思います。この主な原因が、二酸化炭素の大量排出による地球の温暖化であることはご存じの通りです。実はこの二酸化炭素の排出量、皆さんの周りにあるものを先進材料に置き換えることによって大幅に低減することが可能なのです。例えば、住宅やビルの窓ガラスを自由にその色を制御(調光)することができる「調光ガラス」に置き換えることで、室内に入る太陽光の量を自在にコントロールすることができ、結果的に夏の冷房負荷、冬の暖房負荷を大幅に低減することができます。 今回のキャンプでは、まず、この環境問題の解決に役立つ「調光ガラス」とはどういうものか、そして、どのような原理で省エネルギー効果を発現するのか、を理解していただきます。次に実際にガラスの上に「真空装置(スパッタリング装置)」を用いて薄膜を堆積することにより実際に色の変わる「調光ガラス」を作製します。その表面を「電子顕微鏡」で観察し、「エネルギー分散型X線分析装置(EDX)」という装置で薄膜がどのような元素から構成されているか調べます。 さらに電気を使って「調光ガラス」の色を変化させて、調光特性を確認します。そして着色した薄膜を「分光光度計」で測定し、色と光の関係を調べます。講義を通じて身近なところで地球環境の悪化を防ぐことができることを感じてほしいと思っています。

5 スケジュール
8月24日(火)
13:30 14:30   開講式/オリエンテーション
中部センター所長挨拶
受講生自己紹介
産総研・中部センター概要説明
14:30 15:10   「調光ガラスと省エネルギーの関係」に関する講義
15:10 15:30   休憩
15:30 17:30   「調光ガラス」の作製
8月25日(水)
9:30 10:00   「調光ガラスの着色と光学測定」の講義
10:00 12:00   「調光ガラスの着色と光学測定」の実習
12:00 13:00   昼食
13:00 13:30   「調光ガラス表面の電子顕微鏡観察と組成分析」の講義
13:30 15:30   「調光ガラス表面の電子顕微鏡観察と組成分析」の実習
15:30 15:50   休憩
15:50 17:00   「今日の実習でわかったことは?」の講義
17:00 18:30   講師との交流会
8月26日(木)
9:30 10:00   「調光ミラー」の講義
10:00 11:00   「調光ミラー」の作製
11:00 12:00   サイエンスキャンプ全体を通じての質問、感想
12:00 12:30   閉講式
       
■開催地 ■交通案内
JR「名古屋駅」よりJR中央本線約15分「大曽根駅」下車、ゆとり〜とライン(ガイドウェイバス)約30分「志段味サイエンスパークバス停」下車、徒歩1分

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