電気は今や生活に欠かせない必需品で、水力、火力、原子力などの各発電所で発電し、送電線や配電線を通して、工場や家庭などで、動力や光、熱といったエネルギーに変換して利用しています。
東京電力では、限りある資源を大切にし、世界的に注目されている地球環境問題にも充分配慮しながら、なるべく効率的に電力を発電、送電し、利用する技術の研究を進めています。
今回のキャンプでは、発電、送電、電気利用、それぞれの最先端の研究において、実際に研究も体験し、理解を深めていただきます。
会期
2004年3月24日(水)午後1時30分 〜3月26日(金)午後0時30分
2泊3日
会場
東京電力株式会社 技術開発センター
神奈川県横浜市鶴見区江ヶ崎町4-1
URL:
http://www.tepco.co.jp/
宿舎
ホテルメッツ川崎(予定)
神奈川県川崎市幸区堀川町72-2
(サイエンスキャンプ事務局員も同宿)
募集人数
高等学校、中等教育学校後期課程または
高等専門学校(1〜3年生) 10名
引率者同行
日本科学技術振興財団サイエンスキャンプ事務局員1名
高等学校理科教員1名
1.
発電分野の新技術
○金属材料実験
金属組織の特徴を電子顕微鏡で観察し、材料の特徴を理解するとともに、発電設備への信頼度向上技術の適用について学びます。
2.
送電分野の新技術
○超電導実験
マイスナー効果など超電導現象について、実験を通して学習し、超電導の原理、電力への応用分野などについて学びます。
3.
電気利用分野の新技術
○電気利用機器の性能評価試験
IHクッキングヒーターやエコキュートの原理を学習し、実験を通して、電気利用機器の性能評価技術について学びます。
○住宅の性能試験
電化住宅の快適性、省エネ性について学習し、住宅の性能試験を体験することにより、住宅の性能評価技術について学びます。
第1日目
(3月24日)
▼
13:30
〜
14:00
開講式/当センター施設の紹介
14:00
〜
14:30
研究開発内容の紹介
14:30
〜
17:30
金属材料研究の紹介と実験体験
17:30
〜
19:00
当センター研究者との交流
第2日目
(3月25日)
▼
9:00
〜
12:00
住宅の性能研究の紹介/実験体験
12:00
〜
13:00
昼食
13:00
〜
17:00
電気利用機器の性能評価研究の紹介/実験体験
第3日目
(3月26日)
9:00
〜
10:00
超電導技術の紹介
10:00
〜
12:00
「電気の史料館」見学
12:00
〜
12:30
まとめ、閉講式
※プログラム内容、スケジュールは変更になる場合があります。
東京電力技術開発センターでは、これからのエネルギーを支える電力先端技術の研究開発の場として約300人の研究員が多様なテーマに取り組んでいます。
当センターでは、電力自由化のもと効率が良く環境性に優れるエネルギー利用機器の開発やサービス充実につなげる技術開発、また長期的なエネルギーの安定供給や地球環境をまもる技術開発を進めています。
なお、平成13年12月には同じ敷地内に「電気の史料館」をオープンさせ、日本の電気事業120年の歴史、“電気作りの精神”を「もの作り」の視点から紹介しています。
■開催地
■交通案内
JR「東京駅」よりJR東海道本線約17分「川崎駅」乗り換え、JR南武線約4分「尻手駅」下車、徒歩約15分又は路線バス利用
財団法人 日本科学技術振興財団
振興事業部
サイエンスキャンプ事務局
〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号
TEL. 03-3212-2454 FAX. 03-3212-8449
E-mail:
camp@jsf.or.jp
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