1968年に日本で初めての超高層ビル「霞ヶ関ビル」が完成して以来、日本の大都市には数多くの超高層ビルが建設され、その都市あるいはその地域の中心的役割を担うランドマークとして皆の注目を集めてきました。一方で、超高層ビルの建設には克服すべき数多くの問題があり、それらを解決するために様々な研究開発が行われてきました。超高層ビルには同時代の建設技術の粋が集められていると言っても過言ではありません。
今回のキャンプでは、現在の都市の顔とも言える超高層ビルにスポットを当て、その建設に使われている最新の技術を紹介します。
会期
2004年3月23日(火)午後5時 ~3月25日(木)午後2時
2泊3日
会場
鹿島建設株式会社 技術研究所
東京都調布市飛田給2-19-1
URL:
http://www.kajima.co.jp/
宿舎
調布アーバンホテル(予定)
東京都調布市飛田給1-1-25
(サイエンスキャンプ事務局員も同宿)
募集人数
高等学校、中等教育学校後期課程 または
高等専門学校(1~3年生) 10名
引率者同行
日本科学技術振興財団サイエンスキャンプ事務局員1名
高等学校理科教員1名
1.
実験施設の紹介、見学
2.
風洞実験施設にて風速20m/sの体験
3.
音響実験施設にて無響室、残響室の体験
4.
大型構造実験施設にて構造実験の見学
5.
超高層ビルの秘密を探る
超高層ビルの歴史、地震に耐える構造、風対策、最新の制震構造など(研究員による解説、ディスカッション)を学びます。
6.
コンピュータシミュレーションによる実習
簡単な地震応答解析を行い、超高層ビルの設計技術を学びます。又は模型実験による実習を行い、制震構造の原理を学びます。
7.
風洞実験施設を用いた実験体験
風洞実験施設を使った実験によりビル風の謎について学びます。
第1日目
(3月23日)
▼
17:00
宿舎集合
18:00
~
19:00
夕食
19:00
~
21:00
参加者&引率者ミーティング
第2日目
(3月24日)
▼
9:00
~
9:30
開校式・オリエンテーション、施設紹介(ビデオ上映)
9:30
~
11:30
実験施設の見学 (振動台、制震建物、風洞、屋上緑化、
免震建物、大型構造実験棟、遠心模型実験、音響実験棟)
11:30
~
12:00
質疑応答
12:00
~
13:00
昼食
13:00
~
15:00
研究員による解説 「超高層ビルの秘密を探る」
15:00
~
15:15
休憩
15:15
~
17:30
実習「コンピュータシミュレーション」
18:30
~
19:30
懇親会(夕食)
第3日目
(3月25日)
9:00
~
9:30
オリエンテーション
9:30
~
12:00
実習「風洞実験施設を用いた実験体験」
12:00
~
13:00
昼食
13:00
~
14:00
総合討議、閉校式
14:00
解散
鹿島建設技術研究所は、1949年(昭和24年)に業界に先駆けて創設されました。以来、日本の経済発展と共に歩みつづけ、時代の社会ニーズを的確に捉えた研究活動を続けてきました。その間に蓄積された研究成果は、山奥のダムから大都会の超高層ビルまで幅広い分野に生かされています。現在、私たちは最先端のテクノロジーを駆使し、21世紀の人が生活する都市とあらゆる自然環境との調和を目指した幅広い研究開発を進めています。
快適環境創造企業を目指す鹿島の研究開発の中核を担う技術研究所は、人間が人間らしくあるための社会や暮らしの夢を実現するため、パイオニア・スピリットを大切にし、これからも時代の先端を走り続けます。
■開催地
■交通案内
JR「東京駅」よりJR中央線快速約14分「新宿駅」乗換え、京王線「新宿駅」より京王線特急約14分「調布駅」乗換え、京王相模原線約2分 京王多摩川駅」下車、徒歩約10分
財団法人 日本科学技術振興財団
振興事業部
サイエンスキャンプ事務局
〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号
TEL. 03-3212-2454 FAX. 03-3212-8449
E-mail:
camp@jsf.or.jp
・
日本科学技術振興財団HP
・
科学技術館HP
・
日本科学技術振興財団振興事業部HP