今回のサイエンスキャンプは僕にとって、とても貴重な体験だった。今でもあの日のことを鮮明に鮮やかな記憶が頭の中に残っている。
参加前、僕にはサイエンスに興味はあったけど、自分の考えているサイエンスの固定観念があった。もちろんスポーツ科学にもだ。僕にとってスポーツと科学とはあまり縁がなかったけれど、こんな素晴らしい機会に巡り遭えてとても感動している。このプログラムに関わっているスタッフの方にとても感謝している。それは、人類が科学を進歩させたためにどれだけ苦労と汗をかいたかがこのプログラムの初日で分ったことだ。スポーツ科学の現状をこと細かく丁寧に教えてくださった竹倉先生だった。人間みんな肉体を持ってこの世に生まれてきて、神が作った神秘なるミクロンの世界の話と実験は今でも感動を忘れない。普段、何も考えないで気づかない所を気づかせてくれたのが実験だった。僕はほとんどの実験に参加した。世界有数の流水プールで泳いだのはとても感動的で自分にとって新鮮な体験だった。また、運動と脳神経・感覚との密接な関わりも話してくれた。これはマウスを使った実験ではあったが、僕は生物が大好きだったのでマウスの実験はかわいそうでならなかった。しかし、僕はこの死を絶対に無駄にはしないつもりだ。研究者たちが研究に没頭する理由が最も理解できた。
僕はこのキャンプで二つ得たことがある。とてもすごい体験だったのであまり大した内容は書けなくて残念ではあるが。生命が誕生して40億年だが、人類が科学を発見させてやっとここまでこれた。今ではほぼ何でもできるような時代が来たが、あの40億年の中からすると人類の発展は1秒にしかすぎない。この1秒はこれまでの人類の涙と苦労の結晶だ。
僕はこの貴重な1秒を2日に渡って体験できたことを今後の一生の糧として生きていくための材料として使うつもりである。またいつか何か体験できることがあればぜひ体験したい。
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