私は、今回のキャンプに参加して自分がこの先、何に向かって進んでいけばいいのかが具体的にわかるようになりました。私のこのキャンプへの参加の動機は、食を安全な存在にするにはどうすればいいのか、その内容を具体的に知りたいというものでした。この願いが叶ったのも素晴らしい研究者の方々のお陰です。今まで研究者と聞くと陰気で孤独なイメージが定着していましたが、実際に一緒に活動してお話してみると、愉快で明るく前向きで、かつ威厳としていて今までのイメージの変化が私を「研究者っていいかも」という中途半端な気持ちから「研究者になりたい!」という気持ちへ変化させてくれました。
この3日間、研究者の方々を始め、同じような夢を持つ仲間と過ごすことで私は研究者の一員なんじゃないか?と、ふと思ってしまうくらいバイオと友達になれた気がします。実験は慣れていない私には少し難しく感じられたけれど、その分学びがいがあり、常に頭をフル回転して全ての過程を理解できました。どんなことでも疑問に思うとすぐに先生に質問することができ、分かり易く親身に教えていただきました。準備等にもかなりの時間がいったと思います。本当に感謝しています。
キャンプを通して、これから化学物質を使わず生物を使って生産するバイオプロセスがますます重要とされてきていること、そのバイオプロセスを利用するにも食品や薬品を生産するみの科学は必要だということを、学びました。今まで頭の中でモヤモヤとしていた科学の在り方が、これを学んだことと研究者の方々からたくさん知識を得たことによって、言葉で表すのは難しいですが私の中で明確な存在になりました。こんなに私を成長させてくれたキャンプに何度深謝してもしきれない程です。将来は研究者になって動機を聞かれたら「サイエンスキャンプに参加して科学の面白さを知り、同じような研究者になりたいと思ったからです」と答えたいです。
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