<2日目:3月25日(木)> 2日目(研究所での初日)の午前中は、ATMのメカニズムにについてのプログラムであり、グループでの実験がややぎこちなかったものの、共同で実験を行っているうちに、少しずつ打ち解けてきた。午後は、HDDを使った実験であったが、特にHDDの分解作業に熱中して取り組んでいた。そして、懇親会を兼ねた夕食では、前日の危惧が杞憂のごとく、研究者の方々と盛んに話をしていた。これは、研究所でのプログラムが充実していたことや、研究者の方々が積極的に高校生に話しかけていただいたことによる。主な話題は、機械について学べる大学への進学のことや、研究所への就職の方法など進路関係のことであったが、中には、同じ地域の出身同士の場合は、地元の話題に及んでいる場合もあった。 懇親会で和んだこともあって、2日目のミーティングでは、前日とは打って変わって参加者同士が打ち解け、お互いに交流を持っていた。その結果、諸連絡を伝え、プログラムの感想などを話してもらった後は、自然発生的にトランプが始まり、10人全員が仲良くトランプに参加していた。その光景を見た時に、これで大丈夫であると確信をした。 この1日のプログラムに参加した感想は、次のようなものであった。 ・わかりやすくて、良かった。 ・最初緊張したが、難しい話もわかりやすくしてくれて、良かった。 ・堅苦しいと思っていたが、楽しくて良かった。 ・面白かった。 ・夕食の時に、研究者と話せて楽しかったし、参考になって良かった。 ・ATMとHDDについて、詳しく話してもらって良かった。 ・研究者が思っていたほど厳しくなかった。面白い人で良かった。 ・今まで見たことのない研究所内が見られて、研究者の生の声が聞けて良い体験ができた。 ・いつもと違う貴重な体験ができて、良かった。 ・研究所の対応が良くて、楽しかった。 以上のように、参加した10人とも、極めて好意的な感想を述べていた。
<3日目:3月26日(金)> 最終日は、前日以上にとても良い雰囲気でプログラムを進めることができ、午前中の音響や低騒音風洞を用いた実習、午後の力学おもちゃの観察や機構シミュレーションのそれぞれについても、極めて充実した体験となり、成果があがったと思う。