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次世代ホームロボットを動かしてみよう

キャンプ会場

株式会社東芝 研究開発センター
〒212-8582 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1
http://www.toshiba.co.jp/rdc/index_ab.htm


キャンプ会期
2005年12月26日(月)13:30 〜 28日(水)14:30  2泊3日

キャンププログラム
 

情報化の進展により社会が高度化、複雑化する中で、人と共存する環境で生活支援を行うロボットが求められています。この中で東芝は、「人の言うことを聞き分ける」ことのできるホームロボットを開発しました。このプログラムでは、ホームロボットの持つ様々な機能を組み合わせることによって、オリジナルなホームロボットに育ててみることを行いました。

 

体験感想
考えるって楽しい!!
桜陰高等学校2年生
8人の仲間と、ロボットと、楽しく素敵な3日間をすごすことができ、このキャンプに参加して本当に良かったです。参加前、私はロボットの知識はなく、ロボットを動かすなんて未知の世界でした。しかし、丁寧な講義・やさしいご指導を聞くと、不安は消え、何ができるだろう・・・と楽しくて仕方ありませんでした。そしてロボットが私のプログラミング通りに動いた時は本当に嬉しかったです。普段、私たちは新しい世界に入る時に受身の姿勢になりがちな気がします。しかしこのキャンプのおかげで、私たちは新しい世界で自ら考え、自分の手で1つのことを完成させることができました。考えれば考えるほどワクワクしてくるこの科学の楽しさを、多くの人が体験できればいいなぁと思います。
また、10年後、家庭内でロボットがどのように使われていたら便利だろう・・・とみんなで話し合ったところ、数十個もの案ができました。ロボットは今後、どんどん私たちの生活において身近なものとなるであろうし、とても便利なものだけど、人間があらかじめプログラミングしておいたこと以上のことはできません。研究者の方々とお話することで、そのようなロボットを作る難しさも感じることができました。大企業の研究所に入り、お話まで聞けることは滅多にないので、とても貴重な経験になったと思います。
このキャンプのお陰で、友達の輪を広げることができました。とても楽しかったです。ありがとうございました。

キャンプスケジュール
第1日目
(12月26日)
13:30 14:00

集合【研究開発センター】

14:00 14:30 開講式、オリエンテーション
14:30 15:30 安全・環境教育
15:30 16:30 ロボット概要説明
16:30 17:00 見学
17:00 18:30 懇親会(夕食)
18:30 19:00 宿舎へバスで移動
19:30 21:30 参加者&引率者ミーティング
第2日目
(12月27日)
7:00   朝食
8:20 9:00 会場へバスで移動
9:00 12:00 実験手順の説明
ホームロボットの機能の説明
12:00 13:00 昼食
13:00 17:00 各自のオリジナルプログラムの試作
17:00 17:30 宿舎へバスで移動
18:00 19:00 夕食
19:00 21:00 参加者&引率者ミーティング
第3日目
(12月28日)
7:00  

朝食

8:20 9:00 会場へバスで移動
9:00 10:30 東芝科学館見学
10:30 12:00 発表準備
12:00 13:00 昼食
13:00 14:00 発表会
14:00 14:30 閉講式
14:30     解散【研究開発センター】


アドバイザー(高校理科教師)の開催報告
立教新座中学校・高等学校 教諭
 
・プログラム内容…1日目のロボット見学によりイメージが具体化し、2日目のプログラム作成と自作プログラムによる動作確認を通じて、お互いに学び合っていました。10名を超える研究者との交流では、ロボットの研究開発のために集まった専門性の異なる科学技術者との出会いの場が設けられました。
・ミーティング内容…出身地や生活環境の紹介を含めた自己紹介により、お互いを知り、また参加者自らがこの場に相応しい出会いができるように場を創るように促したため、自発的な交流の場が創造されました。
・参加者の様子…女子の元気な働きかけにより、しりとり遊び、出身地の紹介等による参加者同士の交流が行われました。

第1日目(12月26日)
 東芝研究開発センターに集合後、午後前半は、開講式、オリエンテーション、安全・環境教育、ロボット概要説明(ロボットの由来、定義、分類・種類、人との比較、構成と仕組み、開発例、ロボット技術応用、構成技術、分野の動向等)の講義を受けました。午後後半は、ロボット情報家電の最新の開発事例から「聞き分けロボット」”ApriAlpha V3(アプリアルファ)”と、「お供ロボット」”ApriAttenda(アプリアテンダ)”の実機の動作を確認し合いました。懇親会(夕食)は立食で、3日間のうちに関わりのある研究者の方々と参加者とが自己紹介をし、相互交流を行いました。
 実習後、路線バスで川崎駅に隣接するホテルにチェックイン後、ホテル使用上の注意と夕食。夜のミーティングでは、8名の参加者を2班に分け、出身地と自己紹介を行いました。

第2日目(12月27日)
 朝食後、路線バスで会場へ向かい、午前中はホームロボットの動作プログラムの説明を受け、午後は各自のオリジナルプログラムの試作を行いました。
 実習後、路線バスでホテルに帰り、夕食後のミーティングでは、10年後の家庭でのロボット利用シーンについて全員でブレインストーミングを行い、その後、生徒自らが発想したしりとりを行い、各自の学校の様子や自分の意識について話し合いました。

第3日目(12月28日)
 朝食後、路線バスで会場へ向かい、午前前半は、東芝科学館の特徴についてお話を伺い、紹介ビデオを見て、館内の案内を受けました。東芝の歴史、研究開発の経過と体験実験を通じた成果物を知ることができ、科学技術と共存する現在を、東芝という企業に集まる人たちがどう築いてきたかを感じ取りました。午前後半は、各自がスクリプト言語”Python”を使い、各自が想定した一連動作を実行する動作プログラムの作成・動作確認を繰り返し、完成度を挙げました。午後は、各自のプログラムの動作説明と実際のロボット動作を行わせ、10年後の家庭でのロボット活躍シーンをOHPと寸劇で発表しました。
開催状況部分のみとなります。

前のプログラムへ 超伝導を作ろう 〜高温で見い出された超伝導体の謎〜雪と氷の世界を体験しよう 〜雪結晶から地球環境まで〜種々の気体の粘度を測ってみよう有機の光で照らしてみよう〜有機ELを作る〜燃料電池を作って水素から電気を起こそう知ろう・創ろう自然エネルギーマイコン制御ロボットをつくろうのぞいてみよう!科学技術を支える光の科学〜マイクロ波からγ線まで〜太陽電池と超伝導体を作ってみよう解明しよう!緑と都市環境のメカニズム体験しよう!風力発電の技術生命の海を科学する〜海洋のミクロ生態系〜科学の力で地球の未来を探る〜遺伝子資源と地球環境〜生きていることと生きること〜遺伝子の世界と脳の世界〜次世代ホームロボットを動かしてみよう

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