
・プログラム内容…1日目のロボット見学によりイメージが具体化し、2日目のプログラム作成と自作プログラムによる動作確認を通じて、お互いに学び合っていました。10名を超える研究者との交流では、ロボットの研究開発のために集まった専門性の異なる科学技術者との出会いの場が設けられました。
・ミーティング内容…出身地や生活環境の紹介を含めた自己紹介により、お互いを知り、また参加者自らがこの場に相応しい出会いができるように場を創るように促したため、自発的な交流の場が創造されました。
・参加者の様子…女子の元気な働きかけにより、しりとり遊び、出身地の紹介等による参加者同士の交流が行われました。
第1日目(12月26日)
東芝研究開発センターに集合後、午後前半は、開講式、オリエンテーション、安全・環境教育、ロボット概要説明(ロボットの由来、定義、分類・種類、人との比較、構成と仕組み、開発例、ロボット技術応用、構成技術、分野の動向等)の講義を受けました。午後後半は、ロボット情報家電の最新の開発事例から「聞き分けロボット」”ApriAlpha V3(アプリアルファ)”と、「お供ロボット」”ApriAttenda(アプリアテンダ)”の実機の動作を確認し合いました。懇親会(夕食)は立食で、3日間のうちに関わりのある研究者の方々と参加者とが自己紹介をし、相互交流を行いました。
実習後、路線バスで川崎駅に隣接するホテルにチェックイン後、ホテル使用上の注意と夕食。夜のミーティングでは、8名の参加者を2班に分け、出身地と自己紹介を行いました。
第2日目(12月27日)
朝食後、路線バスで会場へ向かい、午前中はホームロボットの動作プログラムの説明を受け、午後は各自のオリジナルプログラムの試作を行いました。
実習後、路線バスでホテルに帰り、夕食後のミーティングでは、10年後の家庭でのロボット利用シーンについて全員でブレインストーミングを行い、その後、生徒自らが発想したしりとりを行い、各自の学校の様子や自分の意識について話し合いました。
第3日目(12月28日)
朝食後、路線バスで会場へ向かい、午前前半は、東芝科学館の特徴についてお話を伺い、紹介ビデオを見て、館内の案内を受けました。東芝の歴史、研究開発の経過と体験実験を通じた成果物を知ることができ、科学技術と共存する現在を、東芝という企業に集まる人たちがどう築いてきたかを感じ取りました。午前後半は、各自がスクリプト言語”Python”を使い、各自が想定した一連動作を実行する動作プログラムの作成・動作確認を繰り返し、完成度を挙げました。午後は、各自のプログラムの動作説明と実際のロボット動作を行わせ、10年後の家庭でのロボット活躍シーンをOHPと寸劇で発表しました。