サイエンスキャンプ
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体験しよう!風力発電の技術

キャンプ会場

国立大学法人 鳥取大学 地域共同研究センター
〒680-8550 鳥取県鳥取市湖山町南4-101
http:// www.cjrd.tottori-u.ac.jp/

キャンプ会期
2005年12月24日(土)13:30 〜 26日(月)14:30 2泊3日

キャンププログラム
 

風力発電は、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)などの環境汚染物質の排出が少ないクリーンなエネルギーであります。現在、我が国では、大規模なウィンド・ファームから住環境に適した小型風車まで、様々な風力発電施設が導入されています。
今回のサイエンスキャンプでは、風力発電機の構造や発電のしくみ、風車翼の性能などについて、講義・ものづくり・実験を通して学びました。また、大学内の研究施設や鳥取県内の大型風力発電施設などを見学しました。

 

体験感想
貴重な体験
岡山県立矢掛高等学校2年生
私は、このサイエンスキャンプに参加する前から、期待と不安でいっぱいでした。会場に行くと周りは知らない人ばかりでした。この人達と一緒に3日間過ごせるか心配でした。初めに大学の先生による、このキャンプについての説明がありました。その後に、バスに乗って鳥取県にある風車を見学に行きました。風車は見上げるほど大きく驚きました。3つの翼の部分は、風の抵抗を受けにくくするために、形が斜めっぽくしてありました。見学が終るとバスで宿舎まで行きました。そして、夜にはミーティングがあり、自己紹介をしました。パワーポイントを使って、みんな工夫して発表しました。ミーティングが終ると、風呂に入りました。同じ部屋割りになった人と一緒に話をしながら入れたので、とても楽しかったです。2日目はとても疲れました。朝に、小型の風力発電機を製作しました。特に半田付けする部分が多かったので大変でした。また、羽根をサンドペーパーで削って、羽根に風が当たって回りやすいようにしました。この作業では、羽根の部分を斜めに削るのを、どの部分も同じように削らなければ、羽根がスムーズに回らなくなるので、慎重にしました。発電機が完成すると、風洞実験を行い、電流、電圧の値を測定しました。そして3日目に、エクセルで表やグラフを作成して、パワーポイントで発表するためにまとめました。鳥取大学の大学生の方々が、わかりやすくグラフの作り方などを教えてくださったので、いろいろと勉強になりました。発表の時間になり、みんなの発表を見ると、とても工夫してあってすごい発表ばかりで、学ぶことが多かったです。私はこの3日間という短い間に風力発電について学んだことで、知識もついたと思うし、新しい友達もでき、とても貴重な体験をさしてもらったと思います。ぜひ今回学んだことを自分の将来に少しでも役立てていけたらいいと思います。

キャンプスケジュール
第1日目
(12月24日)
13:00 13:30

集合【大学】

13:30 13:45 開講式、プログラム概要説明
13:45 14:15 イントロダクション講義
14:15 17:30 鳥取県内の風力発電施設 見学
鳥取大学乾燥地研究センター 見学
17:45 18:00 宿舎へバスで移動
18:30 19:30 夕食
20:00 22:00 参加者&引率者ミーティング
第2日目
(12月25日)
7:30

8:10

朝食

8:30 8:45 会場へバスで移動
9:00 12:00 小型風力発電機の製作(実習に関する事前レクチャーを含む)
12:00 13:00 昼食
13:00 17:00 製作した小型風力発電機を用いた実験
17:15 17:30 宿舎へバスで移動
18:00 19:30 懇親会(夕食)
20:00 22:00 参加者&引率者ミーティング
第3日目
(12月26日)
7:30 8:10

朝食

8:30 8:45 会場へバスで移動
9:00 12:00 実験結果の整理
12:00 13:00 昼食
13:00 14:00 実習内容のプレゼンテーション
14:00 14:30 閉講式
14:30     解散【大学】


アドバイザー(高校理科教師)の開催報告
岡山県立笠岡高等学校 教諭
 
なかなか興味深い内容で指導してくださるスタッフも大学院生が多数参加してくださり、物理選択をしていない高校生も8名ほどいたが、十分意欲的に参加できるプログラムとなったと思われる。
第1日目(12月24日)
・天候不良・積雪等の影響で、乾燥地研究センターの見学は中止となる。
・泊村風力発電施設見学では、9基並んだ姿は壮観であった。1枚の長さ77mのブレードが3枚からなる発電機で、当日は約5.5秒で一回転していた。
・(翌日の予定を繰り上げて)小型風力発電機の製作に関する事前レクチャーでは、風力発電の原理などをレクチャー。
・ミーティングでは、大学院生の研究紹介(3名)、プレゼンソフトの学習。その後、2人1組でノートパソコン(以下PC)を使い、パワーポイントによる自己紹介プレゼンテーションの作成と発表を行い、参加者同士の親睦とプレゼン技能習得を図った。

第2日目(12月25日)
・小型風力発電機の製作に関するレクチャーでは、製作の概要、材料説明、製作上の注意点、実験方法などを行った。
・キットを用いた小型風力発電機の製作では、サボニウス型のキットを用い、ブレードを自作して取り付けることにより、水平軸型の発電機を製作した。(途中 昼食をとって)完成したものから随時風洞実験装置へ持ち込み、性能試験を行う。風速を2〜6m/sまで1m/sごとに変化させ、その発電量を計測していく。計測が終了した者は、研修室に戻りPCの表計算ソフトでデータの処理を行い、プレゼンテーションソフトで資料を作成した。
・ミーティングでは、会場の先生による、簡単な質問シートを利用した、自己実現の方法や大学とはどういう所か、大学でどのように学ぶかなどの大変興味深いレクチャーを受ける。

第3日目(12月26日)
・実習内容のプレゼンテーションでは、参加者一人ずつプレゼンテーションを行う。(10名)
開催状況部分のみとなります。

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