第1日目 12月26日(月)
講義「都市環境を支える緑や緑地に期待される機能」では、難しい専門用語が多かった。
実験「緑の光合成の力:温室効果ガスの吸収力を明らかにしよう!」では、赤外放射式ガス分析計を用いた測定に生徒全員が興味を持った。
ミーティングでは、今日の講義と実験に関して熱心でたくさんの質問があり、あっという間に2時間が経過した。最終日の実験結果報告会の準備について説明した。
第2日目 12月27日(火)
実験・実習「都市気象の変動と樹木の成長:年輪を覗いて樹木の過去を解明しよう!」では、2人1組になって、キャンパス内のクスノキのコアサンプルを集め(1人1サンプル)、実験室にもどって年輪幅を測定、気象条件との関係を考察した。
実験・実習「都市域の温熱環境を見る:衛星リモートセンシングって何?」では、コンピュータの衛星リモートセンシングシステムを用いて、大阪の都市域と山麓域の植物分布の様子と表面温度を調べ、その関係をグラフにして考察した。コンピュータ操作に追われてしまったが、非常に充実した実験・実習であった。
見学・講義「都市環境の変化と様々な緑地環境に生きる昆虫たち」では、ナガサキアゲハの北上から科学的に地球温暖化を証明した研究の紹介と世界の様々な昆虫の紹介。昆虫の標本は珍しいものが多く飽きることがなかった。
ミーティングでは、今日の実験・実習に関する質問受けが中心になった。昨日に続き非常に熱心であった。
第3日目 12月28日(水)
講義「環境共生都市創造に向けて−緑地環境科学の視点から」では、今回のキャンプの内容をまとめ、未来の都市計画の夢が述べられた。
総合討論会「考えてみよう!環境共生都市の創造に向けて」では、最初は簡単な質疑応答から始まったが、生徒からもいろいろな意見が出るようになって議論が白熱した。
実験結果報告会(実験のまとめと報告)では、1人5分で全員が口頭で発表。前日作成した原稿(400字詰め4枚)をもとに発表したが、実験のまとめと感想、自分の進路を述べた生徒が多かった。