サイエンスキャンプ
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次世代ゼロエミッション・エネルギー変換システムを体験しよう

キャンプ会場

同志社大学エネルギー変換研究センター
〒610-0321 京都府京田辺市多々羅都谷1−3
URL:http://www1.doshisha.ac.jp/~ene-cent/

キャンプ会期
2004年12月23日(木・祝)午後5時〜12月25日(土)午後2時30分 2泊3日

キャンププログラム
 
同志社大学「エネルギー変換研究センター」では、文部科学省の「学術フロンティア推進事業」である共同研究プロジェクト「次世代ゼロエミッション・エネルギー変換システム」研究を実施しています。ここでは、各種内燃機関の高効率化・低公害化、燃料電池の高効率化、および各種のエネルギー貯蔵・輸送技術の開発研究を行っています。今回のキャンプでは、内燃機関および燃料電池の最新の技術動向について講義を行い、今後のエネルギー利用形態で核となるコジェネレーションシステムについて解説し、(1)センター内に設置している200KWコジェネシステムの実作動時の熱電併給状況の把握、(2)ディーゼル機関の燃焼・排気性能実験、(3)燃料電池の発電実験、(4)磁性流体による熱輸送実験を行いました。上記の各種実験を通じて、各種のエネルギー変換機器の変換過程を体験・理解するとともに、今後の省エネ・環境保全に関する理解を深めました。  

体験感想
サイエンスキャンプに参加して
富山県立氷見高等学校2年生
事前にいただいた磁性流体の英文テキストを訳している時、調べても見付からない単語もあり、難しそうで不安でした。しかし、実際に参加してみて一番おもしろいと思ったのが磁性流体でした。これまで磁石の性質を持つのは固体だけだと思い込み、そんな液体があるとは思ってもみなかったので、それは全く新しい世界との出会いで、一つのきっかけによって次々と新たな疑問があふれてきました。そんな疑問を研究センターの方に質問でき、そして丁寧に教えて頂いたことがとてもうれしかったです。当然解らなかった単語も質問しました。今まではその英文テキストが全く別のものに見えます。固定観念にとらわれず、柔軟な発想を持つことが大切だと思いました。そしてそれは、どの分野においても同じだと思います。そもそも私は、エネルギー問題を解決したいという想いで研究職を志望しました。そして、環境に無害でずっと使える新しいエネルギーを作ることばかりを考えていました。しかし、今回のキャンプで、エネルギーが出来てから使われるまでに多くのエネルギーが無駄になっていることと、それを有効に使い、有害な物質を出さないために様々な研究がなされていることを知りました。そしてその事の重用性を実感し、私は、これからこの道に進みたいと思っています。そして、いつか同志社大学エネルギー変換研究センターで研究したいと思っています。エネルギー問題を解決したいという気持ちと、このキャンプで学んだことを忘れずに、これからを歩んでいきたいと思います。
最後に、共に過ごした仲間達、良い刺激をもらい、楽しかったです。同行された先生、科学について語り合ったこと、忘れません。質問に丁寧に答えて下さった研究センターの方々、この体験を必ず自分の力にします。全般においてお世話になったキャンプ事務局の方々、キャンプのすばらしさに感動しました。
皆さん、本当にありがとうございました。

キャンプスケジュール
第1日目
(12月23日)
17:00 17:30 集合【宿舎】
18:00 19:00 夕食
19:00 21:00 参加者&引率者ミーティング
第2日目
(12月24日)
7:30 8:00 朝食
8:35 8:50 会場へバスで移動(宿舎バス)
9:00 9:30 開講式、センター概要・コジェネシステム説明
9:30 10:30 センター施設見学
10:30 11:30 内燃機関の最新技術動向の講義
11:30 12:30 燃料電池の最新技術動向の講義
12:30 13:30 昼食
13:30 14:30 磁性流体の特性に関する講義
14:30 15:30 コジェネ稼動実験
15:30 17:00 ディーゼル機関燃焼実験
17:00 18:00 実験のまとめ
18:00 19:00 懇親会(夕食)
19:10 19:25 宿舎へバスで移動(宿舎バス)
19:30 21:00 参加者&引率者ミーティング
第3日目
(12月25日)
7:30 8:00 朝食
8:35 8:50 会場へバスで移動(宿舎バス)
9:00 10:30 燃料電池の発電実験
10:30 12:00 磁性流体による熱輸送実験
12:00 13:00 昼食
13:00 14:00 実験のまとめ・ディスカッション
14:00 14:30 閉講式
14:30     解散【大学】


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