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知ろう・創ろう自然エネルギー

キャンプ会場

足利工業大学総合研究センター
〒326-8558 栃木県足利市大前町268-1
URL:http://www.ashitech.ac.jp/

キャンプ会期
2005年1月7日(金)午後5時〜1月10日(月・祝)午後2時30分 3泊4日

キャンププログラム
 
21世紀のエネルギーとして環境負荷の小さな自然エネルギーが注目されています。そこで、身近な自然エネルギーについての学習をするとともに、太陽光、風力、バイオマスなど実際のフィールドで見学し、さらにはソーラークッカー、小型風力発電機など簡単な自然エネルギー利用装置を手作りして、ものづくりの楽しさと自然エネルギーのすばらしさ、有り難さを実感しました。  

体験感想
身近に感じた「自然エネルギー」
桐蔭学園高等学校1年生
「風が吹かなかったら今朝食べた白いご飯は食べられなかったんですよ。」二日目の講義で最初に心に残ったのは牛山先生のこの言葉でした。お米は風媒花だから、という理由を聞いてしまえば当然のことなのだけど、風というものについて「そこら辺で何となく吹いているもの」くらいにしか思っていなかった私にとっては風の大切さを改めて感じるきっかけとなったからです。
日本の周りの海の上に風車を浮べる研究が進んでいることも知ることができました。風が発電のデメリットの一つである騒音問題解決等のために風車の海上進出が必要で、更に日本の周りは海が急激に深くなっているためにヨーロッパのように海上に建設することは難しいので、「海上に浮べる」という方法が研究されているそうです。キャンプに参加するまでは風力発電のことなどほとんど知らず、温室効果ガス削減といった良い面だけを考えていた私には、「騒音問題なんてあったんだ……」という驚きと、「あんなに不安定そうに見える風車を海に浮べるなんて、どうやったらできるんだろう」という疑問が交ざってとても興味深かったです。
実習ではソーラークッカーと小型風力発電機を作りました。段ボールを使用して何かを作ることさえ小学校ぶり、ましてナイフで木を削るなどほぼしたことがなかったので、のりしろを切りとったり時間内に終わらなかったりとかなり大変でした。しかし先生や大学生の方に手伝っていただいてどうにか両方とも完成。味は別として少なくとも食べることができるカレーがソーラークッカーで調理できたことには感激しました。
今回のサイエンスキャンプに参加してたくさんの体験をして、自然の素晴らしさを知り、「ものづくり」の面白さを実感し、そして学校では見つからないようなたくさんの個性豊かな人たちに会うことができて、本当に良かったです。ありがとうございました。

キャンプスケジュール
第1日目
(1月7日)
17:00 17:30 集合【宿舎】
18:00 19:00 夕食
19:00 21:00 参加者&引率者ミーティング
第2日目
(1月8日)
7:30 8:00 朝食
8:50 9:20 会場へバスで移動(大学送迎バス)
10:00 10:15 開講式
10:15 10:45 自然エネルギーと風力発電に関する講義
10:45 11:05 太陽熱利用・ソーラークッカーに関する講義
11:05 11:25 バイオマス利用に関する講義
11:25 12:00 トリプルハイブリッド発電システム・風と光の広場見学
12:00 13:00 昼食
13:00 18:00 ソーラークッカー製作
18:00 19:00 懇親会(夕食)
19:20 19:50 宿舎へバスで移動(大学送迎バス)
20:00 22:00 参加者&引率者ミーティング
第3日目
(1月9日)
7:30 8:00 朝食
8:50 9:20 会場へバスで移動(大学送迎バス)
9:30 10:30 ソーラークッカー実験
10:30 12:00 小型風力発電機製作(ブレード製作)
12:00 13:00 昼食
13:00 18:00 小型風力発電機製作(組立・仕上げ)
18:20 18:50 宿舎へバスで移動(大学送迎バス)
19:00 20:00 夕食
20:00 22:00 参加者&引率者ミーティング
第4日目
(1月10日)
7:30 8:00 朝食
8:50 9:20 会場へバスで移動(大学送迎バス)
9:30 10:30 風車発電性能試験
10:30 12:00 発表用資料作成
12:00 13:00 昼食
13:00 14:15 発表・ディスカッション
14:15 14:30 閉講式
14:30     解散【センター】
JR「山前駅」、東武伊勢崎線「足利市駅」
(センターから駅までバス送迎)


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