サイエンスキャンプ
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燃料電池を作って水素から電気を起こそう

キャンプ会場

国立大学法人筑波大学第三学群工学システム学類
〒305-8373 茨城県つくば市天王台1丁目1番1号
URL:http://www.esys.tsukuba.ac.jp/

キャンプ会期
2004年12月25日(土)午後0時50分〜12月27日(月)午後2時30分 2泊3日

キャンププログラム
 
エネルギーの利用増加による環境問題と資源枯渇問題が懸念されています。これらを解決する技術として水素エネルギーや燃料電池が多く期待を集めています。しかし、これらの技術は古くから原理は知られていながら、なぜ今開発が盛んなのでしょうか?また近い将来に実現させるためにはどんなことを解決していかなければならないのでしょうか?今回のキャンプでは基本原理の講義や試作と実験等の実習を通じて、燃料電池の面白さや難しさを学びました。さらに最先端の研究開発の状況にも触れることによって、クリーンエネルギー技術全貌に迫りました。  

体験感想
エキサイティング
東京都立航空工業高等専門学校2年生
私にとってサイエンスキャンプを一言で表現するならエキサイティング、つまり刺激的で興味深くとても有意義といえる。ぜひとも多くの人に参加してもらいたい。だから感想文を書かずに招待状として書きたい。
特に招きたいのは科学技術に興味がある人、基礎課目の勉強がなぜ役立つのか疑念をもっている人、理系論理を語りたい人である。
サイエンスキャンプは特殊な環境なのだ。昨日まで名前さえ知らなかった者どうしがそれぞれの問に対する答えを探求しに集う。今思い返しても不思議なのだ。なぜ知らなかった者どうしが班になり実験し討論できたのか。コミュニケーションが苦手などうしてあの場で意見を交わせたのか。そう、だからしりごみすることはない。自然と楽しくなるはずだ。
あそこでは又、最先端科学をかいま見れた。理論は完成している燃料電池、だが実用化には理論を越えた創意工夫、エンジニアリングが存在していた。最先端科学に欠かせない人間のみが持つその力を見て欲しいと思う。
最先端があるためには基礎がなくてはならないことがあそこでわかると思う。今勉強している数学・化学・物理、それを踏み台にして燃料電池の理論があった。どうしてこんなに覚えなくてはならないのかと思っていたがあそこで気付いた。基礎というドアの先に応用・発展・最先端というドアが続くのだろうと。
今、勉強がとても美味しい。
あそこに集った仲間はとても個性的だった。日本の津々浦々から来ており夢もさまざまだった。でも一人一人が皆大きな魂(もの)を持っているように感じた。話しているうちにその人のおもしろい部分が見えてくる。
きっとかたばらずに語り合えると思う。
最後に一言、テキストにある参考書と化学の資料集を忘れずに。きっとあそこで役立つだろう。

キャンプスケジュール
第1日目
(12月25日)
12:50 13:00 集合【大学】
13:00 14:30 開講式、オリエンテーション、筑波大学概要説明、講師紹介
14:30 16:30 基礎講義
16:40 17:30 事前準備(実験および工作に係わる方法説明等)
18:00 20:00 懇親会(夕食)
20:00 20:10 宿舎へ徒歩で移動
20:30 22:00 参加者&引率者ミーティング
第2日目
(12月26日)
7:30 8:30 朝食
8:40 8:50 会場へ徒歩で移動
9:00 12:00 燃料電池および水素エネルギーに関する実験研究
12:00 13:00 昼食
13:00 17:00 燃料電池および水素エネルギーに関する実験研究
17:00 17:10 宿舎へ徒歩で移動
18:00 19:00 夕食
19:00 21:00 参加者&引率者ミーティング
第3日目
(12月27日)
7:30 8:30 朝食
8:40 8:50 会場へ徒歩で移動
9:00 10:30 燃料電池応用開発見学または研究施設見学
10:30 12:00 研究レポートとりまとめ
12:00 13:00 昼食
13:00 14:00 研究発表、討論、総評
14:00 14:30 閉講式
14:30     解散【大学】


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