サイエンスキャンプ
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「生命のミクロとナノの探求と冒険」

キャンプ会場

国立大学法人北海道大学大学院理学研究科
〒060-0810北海道札幌市北区北十条西8丁目
URL :http://www.hokudai.ac.jp/science/

キャンプ会期
2004年12月25日(土)午後5時〜12月27日(月)午後2時30分 2泊3日

キャンププログラム
 
豊かで独創的な科学的思考は、日本の将来を支える土台です。電気抵抗がゼロになる超伝導。なぜでしょう?今回のキャンプでは、高温超伝導をひとりひとり作製し、簡単な超伝導の実験を行いました。オランダのカマリン・オンネスが初めて超伝導を発見したのは、-269℃という極低温でした。1911年のことです。ところが1986年、スイスのベドノルツとミュラーが理論上ありえない高温(-238℃)で超伝導になる物質を発見したのです。驚くべき事に、その翌年、チュー(アメリカ)がより高い(-180℃)超伝導体を見つけ、世界中の科学者の一大競争が始まりました。その解明は現代物性物理学最大の難関。チャレンジングなテーマですが、まだ解明されていません。強力磁石、送電、微弱磁場センサ、超高速デバイスへの応用が期待されます。室温で超伝導になれば世界が変わります。  

体験感想
サイエンスキャンプで学んだこと
旭川竜谷高等学校1年生
私がサイエンスキャンプに参加した理由は他の人とは少し違いました。私は、理科があまり得意ではなく、勉強もあまり好きではないので、このキャンプを機にその自分の弱点を克服したいと思っていました。
それと、北大の教授や学生さんと関わりたかったから参加しました。
当日、会場で会った人達は、私の想像してた人とは全く違いました。理科が大好き、勉強が大好き、という感じがしました。会話も合わなかった。けれど、その時点で偏見を持ってしまっている自分自身にも気付けずにいました。気付いた時は、私が「いろんなことを吸収して帰ろう!!」と思った時です。そう思わせてくれたのは、北大の学生さん達です。
沢山の話をして下さった教授、色々なサポートをしてくれる学生さん。そして参加した仲間達。皆とても良い人でした。心が透き通った人達でした。そんな仲間の一生懸命な姿、楽しそうな姿、真剣な姿を見ていくうちに、「もっと学びたい!!」という自分も発見できました。普段では絶対体験出来ない、という気持ちが強かったのもあり、時間のある限り、周りの人とのコミュニケーションをとるようにしました。
サイエンスキャンプを終えた今、私はドイツ留学をすることになりました。そして、大学入試に向け、理科と数学を頑張ろうと思っています。志望は、北海道大学です。また、あの素敵な仲間達に会えることを信じて。

キャンプスケジュール
第1日目
(12月25日)
17:00 17:30 集合【宿舎】
18:00 19:00 夕食
19:00 21:00 参加者&引率者ミーティング
第2日目
(12月26日)
7:30 8:00 朝食
8:30 8:50 会場へ徒歩で移動
9:00 9:30 開講式
9:30 10:00 スタッフ紹介、実験器具の説明、実験上の注意
10:00 12:30 高温超伝導体の調合、焼成(翌日10時まで)
12:30 13:30 昼食
13:30 17:00 高温超伝導体デモンストレーション実験
17:00 18:00 実験のまとめ
18:00 19:30 懇親会(夕食)
19:30 19:50 宿舎へ徒歩で移動
20:00 21:30 参加者&引率者ミーティング
第3日目
(12月27日)
7:30 8:00 朝食
8:30 8:50 会場へ徒歩で移動
9:00 10:00 講演「高温超伝導の最近の展開」
10:00 12:00 高温超伝導体の取り出し、マイスナー効果実験
12:00 13:00 昼食
13:00 14:00 実験のまとめ・ディスカッション
14:00 14:30 閉講式
14:30     解散【大学】


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