サマー・サイエンスキャンプ2006

募集要項

サイエンスキャンプとは先進的な研究テーマに取り組んでいる大学、公的研究機関、民間企業の研究所などを会場として、あまり触れる機会のない、実際の研究現場などの第一線で活躍する研究者や技術者から3日間(4日間)直接指導を受けることができる、実験・実習を主体とした科学技術体験合宿プログラムです。
実験、実習は実際に研究者が普段使っている最新の装置を使って行えたり、電子顕微鏡を使ってミクロの世界を目撃したり、分析機器を使ってものの性質を調べるなど実際の研究開発さながらのことが体験できます。
講義の中では、高校理科の基礎的な学力を考慮して、最新の高度な研究内容や科学技術を皆さんにわかりやすい例えを使って紹介します。プログラムは難しそうですが、高校生に興味を持ってもらえる工夫でいっぱいなので、楽しみながら体験することができます。また、その中では今の研究者達が取り組んでいる先端研究の話を聞くことができたり、世界の研究者がどういうことに注目して研究開発を進めているかなどの話が聞けるかもしれません。

趣旨

我が国は、科学技術の振興により、豊かな国民生活や社会経済の発展及び産業競争力の強化を実現する「科学技術創造立国」を目指しています。しかしながら、昨今我が国では、青少年をはじめとする国民の「科学技術離れ」「理科離れ」が指摘されています。また、科学技術が高度化、複雑化し、わかりづらいものとなったことも、その一因と考えられます。そのため、青少年が科学技術に夢と希望を傾け、科学技術に対する志向を高める機会の充実が求められています。
「サマー・サイエンスキャンプ」は、次代を担う青少年が、先進的な研究施設や実験装置がある研究現場等で実体験し、第一線で活躍する研究者、技術者等から直接講義や実習指導を受けることにより、科学技術に対する興味・関心を高め、学習意欲の向上を図り、創造性、知的探究心を育てることをねらいとしています。夏休みの一定期間、高等学校、中等教育学校後期課程または高等専門学校(1〜3学年)等に在籍する生徒を対象として、最先端の科学技術を直接体験・学習できる科学技術体験合宿プログラムを提供するものです。
開催にあたっては、高度な内容を高校生等に伝わりやすいプログラムにしていくため、学校教育現場の教職員の協力を得て、高校生等をサポートし、安心して参加できる環境を整えていきます。
各会場の特徴を生かした魅力的なプログラムを用意しましたので、たくさんの高校生等の皆さんが参加して、将来の希望の実現につながることを願っております。

▲トップへ

事業の概要

2006年7月下旬〜8月下旬の夏休みに「サマー・サイエンスキャンプ」として、ライフサイエンス、情報通信、環境、ナノテクノロジー・材料、エネルギー、社会基盤、製造技術、(宇宙・海洋等の)フロンティア、農学、防災、地球科学等の分野において先進的な研究テーマに取り組んでいる大学、公的研究機関、民間企業の33会場が、それぞれ8〜30人(計433人)の規模で、高等学校、中等教育学校後期課程または高等専門学校(1〜3学年)等に在籍する生徒を3日間または4日間受け入れ、参加者は特定の宿舎に滞在します。
各会場では第一線で活躍する研究者・技術者の指導によりそれぞれの機関の特徴を生かした講義・実験・実習等を主体とした科学技術体験学習を行います。

▲トップへ

応募資格

応募締切日時点で、高等学校、中等教育学校後期課程または高等専門学校(1〜3学年)等に在籍する生徒。

▲トップへ

応募方法および締切日

応募者は「参加申込書」に必要事項を記入の上、財団法人日本科学技術振興財団サイエンスキャンプ事務局に応募締切日必着にてお送り下さい。

応募締切日 2006年6月27日(火)<必着>

▲トップへ

選考方法および決定等

(1) 「参加申込書」にもとづいて、各プログラムの会場等が参加者を決定します。
なお、応募倍率の高い会場の選考にあたっては、過去に参加経験のない方を優先して選考する場合があります。
(2) 選考結果は応募締切り後、2006年7月上旬に応募者本人宛に通知します。また、参加者には「参加証」と集合場所への経路、持ち物、生活ルール等の詳細を明記した「参加のしおり」をお送りします。
(3) 参加費10,000円(実費の一部に充当します)。なお、自宅と会場間の交通費は自己負担となります。
選考結果通知日 2006年7月上旬

▲トップへ

参加者引率

集合から解散までのキャンプ3日間もしくは4日間、サイエンスキャンプ事務局員もしくは、高等学校理科教員(サイエンスキャンプ事務局が依頼)や受入機関研究者等が参加者を引率します。
高等学校理科教員は、参加者が充実したキャンプを送れるようにアドバイザーとして高校生等には理解の難しい学術用語や専門知識の解説、その日の体験活動のまとめ、キャンプ最終日に参加者による発表があるプログラムには発表準備の支援のほか、生活面でのアドバイスも行います。
受入機関研究者等は、高校生と寝食をともにし、参加者をサポートします。
サイエンスキャンプ事務局員は、科学の普及教育、科学技術館の運営など科学教育の経験を有する日本科学技術振興財団職員が担い、高等学校理科教員や受入機関研究者等と協力してキャンプの運営を行い、参加者をサポートします。

▲トップへ

主催

独立行政法人 科学技術振興機構

▲トップへ

共催

大学

足利工業大学、同志社大学、公立大学法人 大阪府立大学、国立大学法人 高知大学

公的研究機関

国土交通省 気象庁 気象研究所、独立行政法人 情報通信研究機構、独立行政法人 国立科学博物館、
独立行政法人 物質・材料研究機構、独立行政法人 防災科学技術研究所、独立行政法人 放射線医学総合研究所、
独立行政法人 理化学研究所、独立行政法人 宇宙航空研究開発機構(筑波宇宙センター、航空宇宙技術研究センター、
角田宇宙センター)、独立行政法人 海洋研究開発機構、独立行政法人 日本原子力研究開発機構
(東海研究開発センター 原子力科学研究所、那珂核融合研究所、大洗研究開発センター)、
独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構(作物研究所、中央農業総合研究センター、動物衛生研究所、
農村工学研究所、東北農業研究センター、九州沖縄農業研究センター)、独立行政法人 農業生物資源研究所、
独立行政法人 農業環境技術研究所、独立行政法人 森林総合研究所、独立行政法人 産業技術総合研究所
(つくばセンター、北海道センター・地質調査総合センター、中部センター)、独立行政法人 港湾空港技術研究所、
独立行政法人 国立環境研究所

民間企業

東レ株式会社、株式会社日本無重量総合研究所

▲トップへ

実施運営機関

財団法人 日本科学技術振興財団

▲トップへ

後援(申請中)

総務省、文部科学省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省
北海道教育委員会、青森県教育委員会、岩手県教育委員会、宮城県教育委員会、秋田県教育委員会、山形県教育委員会、
福島県教育委員会、茨城県教育委員会、栃木県教育委員会、群馬県教育委員会、埼玉県教育委員会、千葉県教育委員会、
東京都教育委員会、神奈川県教育委員会、新潟県教育委員会、富山県教育委員会、石川県教育委員会、福井県教育委員会、
山梨県教育委員会、長野県教育委員会、岐阜県教育委員会、静岡県教育委員会、愛知県教育委員会、三重県教育委員会、
滋賀県教育委員会、京都府教育委員会、大阪府教育委員会、兵庫県教育委員会、奈良県教育委員会、和歌山県教育委員会、
鳥取県教育委員会、島根県教育委員会、岡山県教育委員会、広島県教育委員会、山口県教育委員会、徳島県教育委員会、
香川県教育委員会、愛媛県教育委員会、高知県教育委員会、福岡県教育委員会、佐賀県教育委員会、長崎県教育委員会、
熊本県教育委員会、大分県教育委員会、宮崎県教育委員会、鹿児島県教育委員会、沖縄県教育委員会
札幌市教育委員会、仙台市教育委員会、さいたま市教育委員会、千葉市教育委員会、川崎市教育委員会、横浜市教育委員会、
静岡市教育委員会、名古屋市教育委員会、京都市教育委員会、大阪市教育委員会、堺市教育委員会、神戸市教育委員会、
広島市教育委員会、北九州市教育委員会、福岡市教育委員会
全国高等学校長協会、独立行政法人国立高等専門学校機構

▲トップへ

応募先・問い合わせ先

財団法人日本科学技術振興財団 振興事業部内 サイエンスキャンプ事務局
〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号
電話:03-3212-2454 FAX:03-3212-0014
Webサイト:http://ppd.jsf.or.jp/camp/

▲トップへ