実験1. 野菜を使った実験
用意するもの
- 野菜(ダイコン、ジャガイモ、キュウリ、メロンなど家にあるもの。ただし、できるだけ新せんなもの。量は、ダイコンなら厚さ3cmほどに輪切りにした分量)
- オキシドール(過酸化水素水をうすめたもの)
封をあけていない新しいもの - おろし金
- ガーゼ
- ビーカーまたはカップなどの器
- 試験管(透明で口の細いビンなどで代用できます)
やりかた
- 野菜をおろし金ですりおろします。
- すりおろした野菜をガーゼに包んで絞り、出てきた液をビーカーなどの器にとります(写真)。
- 試験管に2の野菜を絞った液を少量とり、そこにオキシドールを1ミリリットルほど加え、試験管をゆっくり振ります(写真)。
あとの実験のために、試験管に入れる野菜の液の量をしっかりと計っておいてください。 - オキシドールを入れた野菜の液から泡が出てくるのを、よく観察します。
- 3と同じく別の試験管2本に、同量の野菜の液を入れます。
- ビーカーやカップに37度と80度のお湯を入れて、その中に5の試験管を1本ずつ入れて2〜3分温めます(写真)。
- 3でやったのと同じように、6にオキシドールを加えて試験管をゆっくり振ってください。違う温度であたためた野菜の液の変化や、3でやったときの泡の出かたとの違いなどを、じっくり観察してください(写真)。
※使う野菜の種類によって、出てくる泡の様子は違います。試験管を数本用意して、家にあるさまざまな野菜を使って実験してみてください。また、試験管に入れる野菜の液を多くしたり、オキシドールをたくさん入れたりするなどもして試してください。
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野菜を絞って出てきた液や、オキシドールが目に入ったら、水でよく洗おうね! もちろん、実験がすんだら、使った道具や手をよーく洗うことも忘れないで。 |
実験2. だ液でやる実験
用意するもの
- でんぷん(片栗粉など)
- うがい薬(ヨウ素が成分に含まれる茶色いもの)
- 耐熱性のコップ
- ボール
- ビーカーまたはカップなどの器
- 試験管(透明で口の細いビンなどで代用できます)
やりかた
片栗粉を溶かしているところ。
温熱器の代わりにボールに入れた
お湯であたためるとよい
- コップに片栗粉1グラムを入れ、お湯(60〜80℃くらい)で溶かしてでんぷん液を作ります。 このとき、コップをお湯の入ったボールに入れて温めながらやるとうまくできます。
- 片栗粉が溶けてでんぷん液ができたらしばらく置いて冷まします。コップの底に沈んだ片栗粉の溶けのこりが入らないように注意して、上の方の透明な液を3本の試験管に1〜2cmずつ入れます。
- 別の試験管にだ液(つば)を1〜2滴ほど取ります。
つばを取る前には、うがいをするなどして口の中を清潔にします。 - 3のだ液に水を加えておよそ100倍に薄めます。
- 4で薄めただ液をでんぷん液の試験管3本に同量ずつ加え、それを、2度の水、37度、80度のお湯を入れたビーカーやカップの中に入れて、30分間おいておきます。
- それぞれの試験管にうがい薬を2〜3滴いれて、変化する色の違いを観察してください。うまく変化しないときは、だ液の量を増やす、 置く時間を伸ばす、置くときに25〜35度くらいに暖めると反応が進みやすくなります。
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お湯でやけどをしないように注意しよう! |

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