ノギスを作ろう!

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せつめい



実際に使われているノギス

 小さな2つの点を、2つの点として識別できる能力(限界)のことを「分解能」といいます。
 わたしたち人間の目では、約25cm離れたところにある1mmの10分の1ほどの点を見分けるのが限界と言われています。わたしたちの目で認識できる範囲の何分の1、何十分の1の長さを、正確に読みとる工夫・人間の知恵が、「ノギス」という道具を考えだしたのです。
 ノギスが最もよく使われるのは、普通のモノ差しで計れる0.5mm程度の精度より一段階上の、0.1mm程度の精度でものの寸法を計る場合です。

 ノギスは、ものの外側の寸法と内側の寸法、穴の深さを計れる工夫がされています。外側の寸法を計るときは、外側用測定バーの間に計りたいものを挟みます。内側の寸法を計るときは、内側用測定バーが計りたい間隔にかかるように広げます。深さを計るときは、深さ測定用バー(デプスバー)の先端と基準面が底と縁にかかるようにバーを延ばします。
 挟んだり、広げたり、延ばしたりは、指かけで副尺(スライダ)を動かして行います。副尺は外側用測定バー、内側用測定バー、深さ測定用バー(デプスバー)と一緒に動きます。副尺は本尺に沿って動きます。本尺の目盛りは普通の物差しの目盛りとかわりはありません。しかし、副尺にはバーニヤ目盛りというちょっと変った目盛りが付いています。

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