本プログラムは、新潟大学脳研究所で職員や大学院生達が取り組んでいる研究の一端
に触れ、現代の脳研究が到達している地点とそこでの問題点を学んでもらうことを目的に計画しました。ヒトの脳を実際に見ることや、この臓器が我々の心の場所であること
を知ってもらいます。さらに、現在世界の先端でおこなわれている脳研究に参加してもらい、研究の面白さや難しさなどを体感してもらいます。 |
 
 |
 |
 |
本キャンプでは、実際にヒトの正常脳と病気脳の標本を観察し、脳の
形、機能との関連を実感してもらいます。その後、ヒトの心の動き
(脳の働き)を画像化することにより観察できるfMRI施設の見学や、
それぞれ専門の研究者からのレクチャーを予定してます。また、脳機
能を細胞や分子のレベルで解析する手法について解説をおこないます。
さらに、小グループに分かれ、遺伝子組換えや発生工学を用いて脳機
能を研究する手法や、動物の行動解析の実際を学ぶ他、動物の脳から
遺伝子を抽出したり、脳で働く分子の機能を電気生理学的に解析する
実習にも参加してもらいます。これらの実習や講義を通して、脳研究
がどのようになされているのかを理解してもらいます。 |
 |
 |
2005年3月28日(月)午後0時30分〜30日(水)午前11 時 2泊3日 |
|
■第1日目(3月28日) |
 |
12:30 |
〜 |
13:00 |
|
集合受付 |
13:00 |
〜 |
14:00 |
|
開講式、脳研究所の紹介
脳研究所各部門の紹介と見学(あらかじめ興味のあるものから一つを選択する) |
14:10 |
〜 |
15:40 |
|
1)ヒトの脳を見る(脳疾患標本資源解析学分野)
2)ヒトの脳の病気(神経内科学分野)
3)ヒトの心を探る(脳機能解析学分野) |
15:50 |
〜 |
17:00 |
|
講演「ヒトの脳の不思議」
1)ヒトの脳のかたち
2)ヒトの脳の仕事 |
※この日のプログラムは、本研究所で開催する「世界脳週間」の参加者と一部合同でおこないます。 |
■第2日目(3月29日) |
 |
9:00 |
〜 |
12:00 |
|
講義と実習
(A)グループ 神経と脳の発達
(B)グループ 発生工学を用いた記憶・学習の研究 |
12:00 |
〜 |
13:00 |
|
昼食 |
13:00 |
〜 |
16:30 |
|
講義と実習
(A)脳機能分子を調べる
(B)脳機能を見る、調べる |
17:00 |
〜 |
18:30 |
|
懇親会(夕食) |
■第3日目(3月30日) |
 |
9:00 |
〜 |
10:30 |
|
実習のまとめ、ディスカッション |
10:30 |
〜 |
11:00 |
|
閉講式 |
11:00 |
|
|
|
解散 |
 |
 |
 |
 |
 |