実験1. 羽毛・カード型レントゲン玩具
用意するもの
- 羽毛(水鳥等の蒲団の素材のもの)
- 厚紙(板目表紙)
- はさみ
- セロハンテープ
- 電気ドリルまたはパンチャー
- 顕微鏡
つくりかた
- 厚紙をはさみで縦5cm×横7cmに切り、中央に電気ドリルまたはパンチャーで直径6〜8mmの穴をあけます。
- 細かな筋(羽板)がそろっている羽毛を選び、1で切った厚紙の穴をおおうようにして置きます。※厚紙に貼る羽毛は1枚だけで見えます。細かな筋(羽板)はせつめいの写真(羽毛の網目構造)でもわかりますが、網目になっています。
- 羽毛が飛ばないように指でおさえながら、厚紙に羽毛をセロハンテープで2カ所ぐらいとめます。ただし、穴の部分にセロハンテープがかぶらないように貼りましょう。
実験2. 分光シート・紙コップ・レントゲン玩具
用意するもの
- 分光シート
(ホログラム・クロスタ・フィルム、紙コップの口より大きいもの) - 紙コップ
- カッター(できれば円形カッター)
- 接着剤(木工用ボンド)
- カッターマット
つくりかた
- 紙コップに空きビンを入れ、紙コップの側面の中央部に指が入る程度の穴をカッターで開けます。
紙コップに穴を開けるときに、コップと同じくらいの大きさの空きビンや空き缶があるとコップを押しつぶしたり、指を切ったりする心配も少なくていいんだって。
使い方は、紙コップの中に、空きビンや空き缶を入れてから、それを土台にするんだよ。 - カッターマットに分光シートを置き、円形カッターで紙コップの口の大きさに分光シートを切り取ります。(円形カッターがない場合は、紙コップの口を分光シートにあてながら、カッターで分光シートを円形に切り取ります。)
- 2の分光シートを紙コップの口に接着剤で貼ります。
実験3. 羽毛・大型紙筒レントゲン玩具
用意するもの
- 羽毛(全体が筋目の部分になっているもの) 1枚
- 紙筒(内径10cm)
- ノコギリ
- カッター
- ガムテープ
- 透明プラスチック板(厚さ0.5mm)
- スチレン板(厚さ7mm、直径10cm程度の円ばんか円ばんが切り取れる大きさのもの)
つくりかた
- 紙筒を30cmの長さにノコギリで切ります。
- 羽毛を2枚の透明プラスチック板ではさみます。
- 2の羽毛の大きさに合わせてスチレン板の中央を切り取ります。このとき、スチレン板が紙筒の口にはめ込める円ばんでなければ、「分光シート・紙コップ・レントゲン玩具」の2でつくったのと同じ方法で円形に切ります。
スチレン板が円ばんであれば、紙筒の口と大きさが合うようにカッターで形を整えます。 - 羽毛をはさんだプラスチックをセロハンテープで3のスチレン板の穴の上に貼ります。ただし、穴の上にセロハンテープがかぶらないようにしましょう。
- 4のスチレン板をガムテープで紙筒に固定します。
やりかた
できあがったレントゲン玩具で、自分の手を見てみます。
羽毛・カード型レントゲン玩具
見たいほうの手を顔から30〜40cm程度離して、羽毛をはった穴の部分からのぞきます。
分光シート・紙コップ・レントゲン玩具
紙コップの側面に開けた穴へ指を入れて、紙コップの底の方を蛍光灯の明かりに向けて分光シートのついた方からのぞきます。
羽毛・大型紙筒レントゲン玩具
スチレン板を取りつけていない方の紙筒の端に手をあてがい、蛍光灯などの明かりに手を透かすようにむけて、羽毛をつけた穴の方から筒をのぞきます。
©2002
科学の祭典「科学実験Web2002」運営委員会
All rights reserved.