化学変化を利用して、いつも使っているシャープペンシルの芯の表面を金・銀・銅の色に変える実験です。
用意するもの
- 硫酸銅水溶液 1モル濃度(または15%)
- 硫酸亜鉛水溶液 1モル濃度(または15%)
- 銀めっき液 0.1モル濃度(または2%)
(硝酸銀水溶液にチオ硫酸ナトリウム飽和水溶液を1:1の割合で加えたもの。) - 水
- ホットプレート
- シャープペンシルの芯(黒色)
- ピンセット
- はさみ
- 炭素棒
- 銅板
やりかた
- シャープ芯に銅をめっきする
3ボルトの直流電源(電池など)のプラス極に銅板をつなぎ、マイナス極にシャープ芯をつなぎます。
ビーカーなどに用意しておいた硫酸銅水溶液に銅板をひたして、シャープ芯をすばやく一瞬だけひたす操作を5回くり返します。 - シャープ芯の表面に銀をつける
1ででき上がった銅めっきされたシャープ芯を、直流電源から取りはずして、ビーカーなどに用意しておいた銀めっき液にひたす操作を(銅の色が変わるまで)くり返します。
芯の表面が銅から銀に変われば成功です。 - シャープ芯を金色にする。
1と同じ方法で新しいシャープ芯に銅をめっきします。 - 直流電源のプラス極につないでいた銅板を取りはずし、炭素棒につなぎかえます。
別のビーカーなどに用意しておいた硫酸亜鉛水溶液に炭素棒をひたして、3のシャープ芯を一瞬だけひたす操作を3回くり返します。このときシャープ芯の表面が銀色に変わるのを確認します。 - 4のシャープ芯を水にひたして洗います。
- あらかじめ230度に温めておいたホットプレートに、直流電源から取りはずした5のシャープ芯をのせて、表面が金色に変わるまで加熱します。
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