この装置のつくり方を紹介します。若干難しい部分がありますが、十分家庭で作れますので、一度チャレンジしてみてくださいね。
つくりかた
- 土台をつくる
トイレットペーパーの紙がついてるホルダーのようなものをつくればOKです。大きさは適当でかまいませんが、あまり小さいと反射パターンがはれませんので、どんなに小さくてもトイレットペーパーサイズにします。 - 回転部分をつくる
回転軸にギアを取り付け、モーターで回るようにします。モーターはあまり早く回るものでなく、1分間に8000回転するぐらいのもを選びましょう。例えば、ミニ四駆のモーターなどです。これを、1で用意した土台の片側にとりつけます。 - データー部分をつくる
フィルムシール作成用のプリンターシートなど、鏡のようにきれいに顔が写る紙を用意します。そのシートに、黒マジックなどで縞模様を書きます。
音階にしたい場合は、図を見ながら次の関係式にしたがって長さを計算してください。
- 縞模様の幅=L/{2*(F/r)
- F:出したい音階の周波数
(周波数とは音の高さを表すもの。例えば、ハ調のラの音は440Hz。
詳しくは、「せつめい」の「音ってなんだ?」の項目でせつめいします。) - r:回転軸の回転数(一秒間当たりの)
- L:回転体の円周
- 受信部をつくる
フォトダイオードをつかい、光があたったときだけスイッチがONになるようにします。増幅回路を使わずアンプ付きスピーカーから音を出すように設計してあります。
配線のしかたは、(図3)を参考にしてください。
受信部は、レーザーを使うので注意が必要だよ。レーザーポインタは直接目で見ると失明する可能性があるので、注意してね。直接の光だけでなく、反射してきた強い光も危険なので、取り扱いは大人の人とやってね。 |
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