中学生の時にサイエンスキャンプの存在を知りました。小さい頃から理科や自然が大好きで、好奇心旺盛な私は、その会場の多さや分野の広さに惹かれ、また内容も充実したものだと聞いていたため、高校生になったら応募することを決めていました。中でも私は今、宇宙に関することや物理に興味を持っていて、学校の一部ではできることに限界があったため、専門の機関である宇宙開発事業団に行ける機会として、参加を希望した次第です。専門の施設を見、講義を聴き、製作実習もできることは、私の持つ研究者になりたいという将来の目標を具体化し、目標に対する意志を強める、自分にとって非常に重要な経験になると強く確信しています。3楽しむだけでなく、今後、目標に向かっていく自分の支えとして、このキャンプを役立てたい。4これが私が参加を希望した動機です。
東横学園高等学校二年生 宇宙開発事業団に参加
私がサイエンスキャンプに応募した動機は、将来、薬学系の研究職に就くことを目指しているからです。機会があれば、早く薬学に関する大学や研究機関を見学したいと思っていました。中学生のとき、紛争が起こった国の様子をテレビで見ました。巻き込まれた子ども達は、食べ物がなく栄養失調になり、病気にかかっても医師や医療器具の不足で、治療も受けられずに道端で死んでしまいました。わけもわからずに悔しくて、自分にも何かできないかと思ったことを覚えています。この問題を根本から解決するのは、本当に、難しいことだと思いますが、一つの方法として、低価格で効き目の確かな薬があれば、多くの人たちを救えるようになるはずです。今年五月学校で、最新の遺伝学研究に関する講演を聞きました。遺伝子は生物のからだを形づくるものだから、薬を作るのにも役立つだろうと思いました。薬と遺伝子の両方を勉強して、関連させるような研究がしたいと思っています。
銚子市立銚子西高等学校二年生 国立医薬品食品衛生研究所に参加
僕は今、宇宙開発に関する事に興味を持っています。その中でも人間が、地球以外の星に住むための研究は、昨年学校や大学において、実際に研究されている方の講義を聞く機会があり、それ以来非常に興味をもっています。将来は宇宙開発のための機械について、研究・開発する職につきたいと考えています。もちろん大学も関係の学部、学科があるところを狙っています。そのため、本やテレビ、インターネットで宇宙開発に関する事をよく見ます。しかし、私の周囲には宇宙開発に携わっている人や将来そのような職を希望している友人がいません。そのため、どうしても宇宙開発の現場の生の声を直接聞いたり、同じ夢を持った友人と意見を交換したりすることが全くできません。本屋やテレビ、インターネットのみの情報では限界があります。そこで、今回募集がありましたので、日本の宇宙開発の研究の最前線にふれ、また同じ夢をもっている全国の高校生と交流でき、自分の夢を実現させるための第一歩、良い機会であると考えました。
福岡県立嘉穂高等学校二年生 航空宇宙技術研究所に参加
夢は、コミュニケーションできるロボットを作ることです。人間と共存し、泣いたり笑ったりするロボットです。一人暮らしのお年寄りなどのために開発したいのです。生産ロボットはプログラムどうりにしか動きません。私が作りたいのは、人間のように自ら状況を判断し、その場に応じた行動をするロボットです。そのためには、全てを司る脳が重要です。しかし、プログラムで動いていない人間の脳の働きを、どのようにロボットにプログラムとして入力するかが問題です。いま特に興味があるのは、人間の脳の中ではどのような信号が飛び交っているのかということです。それを知るためにサイエンスキャンプで、脳の神経活動を観察できるSNS電子波素子を用いた超高感度磁気センサ装置(SQUIDシステム)による実験を自分で体験したいと思います。それは自分の興味を追及し、夢を実現することにつながると信じています。
静岡県立吉原工業高等学校二年生 通信総合研究所本所に参加
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