僕は将来、宇宙をめざす仕事につきたいと思っています。そのために宇宙ロケットに関する本や教養番組、さまざまな情報や知識を得てきました。しかし、基本的な原理はわかっていても、最先端の技術の情報はほとんど得ることができません。また、百聞は一見にしかずというように、そのものを見たり触れたりすることでよりいっそう理解が深まるものだと思っています。このような理由で実際にロケットを作ったり最先端の技術を見学できる宇宙開発事業団のサイエンスキャンプにぜひ参加したいと思いました。
僕は特にロケットの作製と討論に興味があります。いくら小型ロケットでも自作できるものだとは思ってもいませんでした。それに加えて、今回は二段ロケットをつくるということです。最初にこの説明を読んだときは、ほんとうに二段ロケットを自作できるのかと不思議に思いました。ぜひサイエンスキャンプに参加し、作ってみたいと思っています。
また、宇宙開発事業団のサイエンスキャンプには、みな宇宙を夢みる人が集まってきます。そんな人たちといっしょに話し合い、討論することで僕の気づかなかった視点から宇宙やロケットのことを考えていきたいです。将来、そのような人たちと仕事ができるといいと思っています。
早稲田大学本庄高等学校三年生 宇宙開発事業団に参加
将来、地震や火山を研究し災害から多くの人達の命を守る活動をしたいと考えています。現在、地震大国・火山大国である日本は地震・火山災害で今も苦しむ人々がいるという状況で、人々は安心して生活することはできません。私は、人々が火山と共存し安心して暮らすことが大事であると考えています。そのために、この先の進路も地震・火山について学べる大学に進学し、そこで研究を重ねて卒業後は防災に関する研究所で活動していきたいと考えています。今回、防災科学研究所では、地震や火山について学べる他、最先端の技術も見学できるのでぜひ参加したいと思いました。また参加することで他の参加者の意見を聞いたり、私の意見を述べる事で互いの視野を広げる良い機会になると思います。このような機会で多くの事を吸収し自分自身を成長させていきたいと考えています。
沖縄県立北山高等学校二年生 防災科学技術研究所に参加
「科学の力は人間の役に立つように使われるべきだ」と私は思います。こんなふうに考えるようになったのも、図書館で読んだ、二人の科学者の影響と言えます。ノーベルのダイナマイトの開発は、鉱山での作業の安全性の向上と労働者の負担軽減が主目的でしたが、結??果としてネガティブな使用法に与えることになり、彼自身はかなり苦悶したといいます。相対性理論で有名なアインシュタインも、後の科学技術の進歩に貢献しつつも、原子爆弾の一部に理論が応用されてしまい、後悔と嘆きの念を覚えたそうです。科学的大発明が両刃の剣になってしまったわけです。今は世界全体がIT革命の波に奔走されています。そんな時代に一人の高校生でしかない自分がこれからできることは実に軽微でしかありませんが、それでも夢として悪いことに使われることのない、よりヒューマンな科学の探求をしてみたいと思っています。国立大学の研究室にいる高校の先輩や授業担当の化学の先生に相談したところ、サイエンスキャンプを昨年末に紹介されました。自分のこれからの科学分野でなすべきことの方向性を見出せそうな気がしたのと、高校生活最後の年を受験勉強だけでなく、実りあるものにしたいと思い応募しました。
千葉県立佐原高等学校三年生 物質・材料研究機構に参加
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