サイエンスキャンプ
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21世紀の地球環境改善へ

20 世紀は石油の時代、21 世紀は水の時代と言われています。世界的な水環境の悪化や水不足の進行に伴い、下排水処理の普及、高度化による水環境浄化、海水の淡水化や下排水再利用による持続的な水資源の確保が注目されています。
東レ株式会社では、地球環境の保全を重要課題として取組んでおり、地球環境研究所を設立して、水処理分離膜の研究を推進してきました。
今回のサイエンスキャンプでは、実際に実験室で高分子分離膜を作り、その膜の分離性能や形態観察を、東レリサーチセンターの最先端の分析装置を用いて行い、水処理技術と地球環境について考えていきます。
会期
2006年3月28日(火)午後5時〜 3月30日(木)午後3時 2泊3日
写真写真写真
会場
東レ株式会社 地球環境研究所
滋賀県大津市園山3-2-1
http://www.toray.co.jp/

株式会社東レリサーチセンター 研究部門
滋賀県大津市園山3-3-7
http://www.toray-research.co.jp/
宿舎
大津シャンピアホテル(予定)
滋賀県大津市逢坂1-1-1
募集人数
6名
高等学校、中等教育学校後期課程または高等専門学校(1〜3学年)等に在籍する生徒
同行引率者
・日本科学技術振興財団サイエンスキャンプ事務局員1名
・高等学校理科教諭1名
キャンプの実習内容
写真
今回のキャンプでは、化学実験室で原料の高分子を溶かしたのち、特殊な処理を行い、各自で分離膜を作成します。
指導員の説明を受けて、有害な試薬を使わず、安全な方法で膜を作ることができます。
続いて、自分で作った膜を用いて、河川水(モデル)などを処理する実験を行い、処理前後の水に含まれる成分を分析して、膜の分離性能を調べます。
分析は、分析受託会社である株式会社東レリサーチセンターで、各自が最新の分析機器を操作して実施します。また、電子顕微鏡による膜の観察なども行い、膜がどのような構造になっているかを検証します。
スケジュール
第1日目(3月28日)
17 : 00 17 : 30   宿舎で集合受付
19 : 00 21 : 00   参加者&引率者ミーティング
第2日目(3月29日)
9 : 20 9 : 30   開講式
9 : 30 11 : 00   東レの紹介、ショールーム見学
11 : 00 12 : 00   地球環境研究所の紹介、分離膜技術の紹介
12 : 00 13 : 00   昼食
13 : 00 17 : 00   実習(分離膜の作成、性能評価)
17 : 00 17 : 30   実習まとめ、質疑応答
第3日目(3月30日)
9 : 00 10 : 00   東レリサーチセンターの紹介
10 : 00 12 : 00   膜性能の分析・評価
12 : 00 12 : 50   昼食
12 : 50 13 : 50   結果の解析・ディスカッションほか
13 : 50 14 : 50   環境分析について講義・見学
14 : 50 15 : 00   閉講式
15 : 00       解散
会場の紹介
東レ株式会社地球環境研究所および株式会社東レリサーチセンターのどちらの会場も滋賀県大津市の琵琶湖畔近くに位置する、東レ株式会社滋賀事業場の中にあります。東レ株式会社地球環境研究所は、2002年6月に、それまでの先端研究所地球環境研究室から独立して設立されました。この研究所では、分離膜の技術を中心に、水処理と環境関連材料の研究を行っています。この研究所から生まれた技術は、海水淡水化プラントをはじめとする、世界各国の水処理プラントなどに利用されています。
株式会社東レリサーチセンターは、1978年に東レ株式会社の研究組織から独立して設立された分析受託会社で、エレクトロニクスや工業材料から医薬品の分析、環境分析までの広い分野において、最新の分析技術で産業界に貢献しています。
研究室の紹介
東レ株式会社地球環境研究所には、有機合成や微生物学、コンピュータケミストリーといったバックグラウンドを持った研究者が集まり、高機能な分離膜の設計開発や、膜表面の汚れ防止の技術開発を行っています。
株式会社東レリサーチセンターには分析科学や物理学などの専門家が集まり、電子材料などの高度な構造解析や極微 量物質の定量分析を行っています。また新しい分析技術の開発にも取組んでいます。
入門書の紹介
書 名 分離膜のおはなし
著者名 大屋 晴彦
出版社 日本規格協会
書 名 おもしろい膜のはなし
著者名 木村 尚史
出版社 日刊工業新聞社
書 名 地球の水が危ない
著者名 高橋 裕
出版社 岩波書店
書 名 はかってなんぼ分析化学入門
著者名 河合潤・樋上照男編
出版社 丸善 
以下は今回の実習とは直接関係ありませんが、環境や資源問題を扱った有名な著書ですので、興味がある方は参照ください。
沈黙の春、レイチェル・カーソン著、新潮文庫
成長の限界ローマ・クラブ「人類の危機」レポート、D.H.メドウズ他、ダイヤモンド社
交通案内
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JR「京都駅」よりJR東海道・山陽本線
新快速約13分「石山駅」下車、徒歩約15分
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