サイエンスキャンプ
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生命の海を科学する〜海洋のミクロ生態系〜

海に住む魚やクジラなどの大きな生物は、植物プランクトンを直接食べることに始まる生食連鎖(捕食連鎖)に支えられています。また、肉眼では見えないほど小さな微生物は、他の生物が利用できない溶存態の有機物を直接食べることができます。この微生物はより大きな生物に食べられていって先の捕食食物連鎖につながります。この連鎖はマイクロビアルループ(微生物捕食連鎖)といって近年重要視されています。今回のキャンプでは、海水の水質分析、微生物の観察と定量および微生物を食べる微小プランクトンや動物プランクトンの電子顕微鏡観察や解剖を行い、海水一滴中の生態系に迫ります。大きな海を支えている小さな生物に着目し、「マイクロビアルループ」および「捕食食物連鎖」について観察実験をとおして学びます。
写真写真写真

会期
2005年12月24日(土)午後0時30分〜12月26日(月)午後2時30分 2泊3日

会場
国立大学法人 愛媛大学 沿岸環境科学研究センター
愛媛県松山市文京町2-5
http://www.ehime-u.ac.jp/~cmes/

宿舎
国際ホテル松山
愛媛県松山市一番町1-13

募集人数
15名
高等学校、中等教育学校後期課程または高等専門学校(1〜3学年)等に在籍する生徒

同行引率者
・日本科学技術振興財団 サイエンスキャンプ事務局員1名
・高等学校理科教諭1名

キャンプの実習内容
1.講義
沿岸海洋を中心とした環境科学の最先端の内容を学ぶとともに、今回の実験・実習の内容や地球科学的・環境科学的意義を広い視野から理解するための講義です。

2.水質分析
自動分析計を使用し海水サンプル中の有機物量や栄養塩の濃度測定を行います。

3.微生物量測定
DNA に特異的に付着する蛍光色素を使って、蛍光顕微鏡で海水サンプル中の細菌細胞数(全菌数)を計数します。また、海水サンプルを塗布した寒天培地の上に生えてくる細菌数(生菌数)を計数します。

4.プランクトン観察
細菌を食べる微小プランクトンの顕微鏡観察や、マイクロマニピュレータを使った大型プランクトンの顕微鏡下での解剖を行います。

スケジュール
第1日目(12月24日)
12:30 13:00   集合受付
13:00 13:30   開講式、ガイダンス
13:30 14:20   沿岸環境科学の最前線(1)
海洋生態系の基本的仕組みの説明
14:20 15:10   沿岸環境科学の最前線(2)
マイクロビアルループと生食食物連鎖の説明
15:10 16:00   沿岸環境科学の最前線(3)
食物連鎖と生態系汚染の説明
16:00 16:30   沿岸環境科学研究センターの概要説明
16:30 17:00   実験概要説明
17:20 18:00   宿舎へ徒歩で移動
18:00 19:00   夕食
19:30 21:30   参加者&引率者ミーティング
第2日目(12月25日)
9:00 10:00   水質分析(TOC および栄養塩分析)
10:00 12:00   微生物量測定(DAPI 染色全菌数、寒天平板での生菌数計数)の準備
12:00 13:00   昼食
13:00 15:00   固定プランクトン試料解剖観察
15:00 17:00   電子顕微鏡によるプランクトン観察
17:00 18:00   観察まとめ
18:00 19:30   懇親会(夕食)
20:00 21:00   参加者&引率者ミーティング(実験まとめ)
第3日目(12月26日)
9:00 10:00   施設見学(生物環境試料バンク等)
10:00 12:00   生菌数カウント、データ整理、考察
12:00 13:00   昼食
13:00 14:15   レポートまとめ、ディスカッション(発表会)
14:15 14:30   閉講式
14:30       解散

会場の紹介
沿岸環境科学研究センターは、海の科学の基本分野である物理学、化学、生物学、地質学を基礎とする5分野により構成されており、沿岸海域における諸現象や生態系の仕組みの理解といった基礎分野から、持続可能な水産業の振興、有害化学物質の生態系への蓄積や影響に関する計測・監視システムの構築といった応用分野まで幅広い研究を活発に展開しています。平成14 年度には21 世紀COE プログラムにも採択され、世界最高水準の研究拠点として重点的支援を受けています。
本センターは、愛媛大学城北キャンパス理学部地区の総合研究棟1(4 分野)と総合研究棟2(1 分野)にわかれており、今回のキャンプは総合研究棟2 を主会場としで行われます。
 
研究室の紹介
本センターは、以下の5 分野より構成されています。
環境動態解析分野:沿岸海洋物理学を専門とし、潮流や密度流など沿岸流の実態とその生物生産・海洋汚染機構との関わりの解明を目指しています。
生態環境計測分野:環境化学を専門とし、環境ホルモンなど生物に悪影響を及ぼす化学物質の生態系における挙動と毒性影響に関する研究を行っています。
生態系解析分野:海洋微生物学や水生生物学生態学を専門とし、海洋生態系の中でも特に微生物や動物プランクトンなど低次栄養段階における生体高分子などを含む物質循環過程に関する研究を行っています。
環境影響評価予測分野:海洋地質学や水域生態学を専門とし、地質調査や海底堆積物の柱状試料解析による古環境の復元や陸域生態系と沿岸海域生態系との相互作用の解析などを行っています。
生態環境毒性学分野:環境毒性学を専門としながら、分子生物学的手法や愛媛大学に整備されつつある生物環境試料バンク(es-Bank)を活用して、生体内における毒性発現機序の比較検討を行い、各生物種群の化学汚染物質感受性特性の解明を目指しています。

入門書の紹介
書 名 海洋のしくみ(入門ビジュアルサイエンスシリーズ)
著者名 東京大学海洋研究所編
出版社 日本実業出版社
価 格 1,470 円(税込)

交通案内
交通案内
JR「松山駅」より伊予鉄道約15分
「赤十字病院前」下車徒歩5分

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