サイエンスキャンプ
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参加者の感想
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超伝導を作ろう〜高温で見い出された超伝導体の謎〜
国立大学法人 北海道大学大学院 理学研究科
素敵な出会いがくれたもの(北海道・高校1年生女子)

 私がサイエンスキャンプに参加した理由は他の人とは少し違いました。私は、理科があまり得意ではなく、勉強もあまり好きではないので、このキャンプを機にその自分の弱点を克服したいと思っていました。それと、北大の教授や学生さんと関わりたかったから参加しました。当日、会場で会った人達は、私の想像してた人とは全く違いました。理科が大好き、勉強が大好き、という感じがしました。会話も合わなかった。けれど、その時点で偏見を持ってしまっている自分自身にも気付けずにいました。気付いた時は、私が「いろんなことを吸収して帰ろう!!」と思った時です。そう思わせてくれたのは、北大の学生さん達です。沢山の話をして下さった教授、色々なサポートをしてくれる学生さん。そして参加した仲間達。皆とても良い人でした。心が透き通った人達でした。そんな仲間の一生懸命な姿、楽しそうな姿、真剣な姿を見ていくうちに、「もっと学びたい!!」という自分も発見できました。普段では絶対体験出来ない、という気持ちが強かったのもあり、時間のある限り、周りの人とのコミュニケーションをとるようにしました。サイエンスキャンプを終えた今、私はドイツ留学をすることになりました。そして、大学入試に向け、理科と数学を頑張ろうと思っています。志望は、北海道大学です。また、あの素敵な仲間達に会えることを信じて。

雪と氷の世界〜雪結晶の仕組みから燃える氷・メタンハイドレートまで〜
国立大学法人 北見工業大学 工学部
「発見」と「驚き」と「感動」の連続(埼玉県・高校2年生女子)

 日常生活における高校生の世界は、意外と狭い。特に自分から足を踏み出さない限り家と学校の往復+αで済んでしまう。現代の高校生は一見、昔より広範囲において生活しているようだが、それは知識やメディア上のことだけで、実は余り変わらないのではないだろうか。私は北海道の北見、屈斜路湖周辺で行われたサイエンスキャンプに参加してそのことを痛感した。空港に着陸した時から「発見」と「驚き」と「感動」の連続だったのだ。大変な思いで登ったポンポン山や広大な美しい景色は特に心に焼きついている。屋外での観察は寒かったが、雪・氷の研究が地道な努力に支えられているということを体感できた。何より、観察結果から生まれた疑問から、先生方と納得できる結論を導くことができたのが嬉しかった。キャンプの内容はどれも興味深くて、(と言いつつ講義中ウトウトしてごめんなさい)理科苦手を公言する私が、家に帰って自らその内容を語ったから自分でも驚きだった。こまでほとんど縁のなかった最先端の研究や雪と氷の世界が身近なものになって素直に嬉しい。私の中には「最先端の研究は自然からかけ離れていくもの」という固定観念があったが、自然と人間がよりよく共生するために研究している方に接し、今までの自分が恥ずかしくなった。関係のないもの、つまらそうなものと切り捨てることを極力やめ、これからも自分の世界をより広く、深いものとしていきたいと思う。

新素材の最前線を知ろう
国立大学法人 東北大学大学院 工学研究科
感謝、感謝、感謝!! (秋田県・高校2年生女子)

 どれもこれも見た事も無い機械ばかり。秘密基地のような実験室で11 人の仲間とこんなにも夢中になれる時間を過ごせたのは幸せだった。彼らとはまるでずっと前からの友達であるような気がしてたまらなかった。ところで元々私は機械工学を学び、夢はタイムマシンの作製だった。でも今回のプログラム(特に興味があったのはセラミックス研究や銅と銀の焼結実験)を通して感じたのは、良い機械を作るには良い材料を、という事である。私が生きている間での完成は無謀に近いが、ちょっとした手掛かりを残すことはできる。それが私の新たな夢である。その事に気づかせてくれた東北大の皆さんには感謝している。調べたり、知りたいものは無我夢中になって探し求める。その姿勢は強く私の心を打った。彼らを見るまで「所詮タイムマシンなんて夢物語…」と少しでも思っていた自分に腹が立った。信じている限り夢は実現する可能性を秘めている。大事なことをたった3 日で2つも教えてくれた皆さんにもう一度感謝!!この3日間は私を変えてくれた。決して忘れることは無いだろう。目をつぶるだけで皆の笑顔が浮かんでくる。凄く楽しかった。私に素晴らしい思い出をくれた11人の仲間にも感謝。See you again.

有機の光で照らしてみよう〜有機ELを作る〜
国立大学法人 山形大学 工学部 機能高分子工学科
少し開いた未知への扉(東京都・高校1年生女子)

 「とにかく現場を見てみたい」そんな思いでサイエンスキャンプに応募しました。特に手では触ることのできない光の実体に興味があったので「有機ELを作る」というテーマを希望しましたが、最先端の研究現場をこの目で見て肌で感じられたこと、自分で実験ができたこと、研究者の方々と話ができたことは今までに経験したことのない興奮でした。実験で実際に自分達で作製した有機EL素子を光らせたときは、「ディスプレイはこれが集まったものなんだ」と思わず声をあげそうになりました。沢山の人々の努力の結晶である研究や技術は日常生活に直結しているものなのだと思いました。実験で使用している単位が私の日常からみて、ことごとく小さいこと、有機ELが環境に左右されやすい繊細なものであることにも驚きました。そして、新製品が出るスピードよりもそれまでのプロセスがいかに長く大変なことかということが分かりました。実験の内容や講義は私にはまだ難しすぎることもありましたが、先生方が熱心に1 つ1 つ教えてくださったお蔭で、質問することが出来る程度にまで理解が進んだと思います。また、同じテーマに興味をもった仲間と実験結果のグラフを囲み、考察し、発表のために話し合ったことも楽しい経験でした。自分の知識のなさや考え方の狭さを感じることもありましたが、それと同時に探求心は増したように思えます。今回のサイエンスキャンプで未知への扉を少し開けたことで、ますます科学に興味と憧れを持ちました。

燃料電池を作って水素から電気を起こそう
国立大学法人 筑波大学 工学システム学類
招 待 状(東京都・高等専門学校2年生男子)

 私にとってサイエンスキャンプを一言で表現するならエキサイティング、つまり刺激的で興味深くとても有意義といえる。ぜひとも多くの人に参加してもらいたい。だから招待状として書きたい。特に招きたいのは科学技術に興味がある人、基礎課目の勉強がなぜ役立つのか疑念をもっている人、理系論理を語りたい人である。サイエンスキャンプは特殊な環境なのだ。昨日まで名前さえ知らなかった者どうしがそれぞれの問に対する答えを探求しに集う。今思い返しても不思議なのだ。なぜ知らなかった者どうしが班になり実験し討論できたのか。コミュニケーションが苦手でどうしてあの場で意見を交わせたのか。そう、だからしりごみすることはない。自然と楽しくなるはずだ。
  また、最先端科学をかいま見れた。理論は完成している燃料電池、だが実用化には理論を越えた創意工夫、エンジニアリングが存在していた。最先端科学に欠かせない人間のみが持つその力を見て欲しいと思う。最先端があるためには基礎がなくてはならないことがわかると思う。今勉強している数学・化学・物理、これらが土台となって燃料電池の理論があった。どうしてこんなに覚えなくてはならないのかと思っていたが気付くことができた。基礎というドアの先に応用・発展・最先端というドアが続くのだろうと。今、勉強がとても美味しい。ここに集った仲間はとても個性的だった。日本の津々浦々から来ており夢も様々だった。でも一人一人が皆大きな魂を持っているように感じた。最後に一言、テキストにある参考書と化学の資料集を忘れずに。きっと役立つだろう。

知ろう・創ろう自然エネルギー
足利工業大学 総合研究センター
身近に感じた「自然エネルギー」(東京都・高校1年生女子)

 「風が吹かなかったら今朝食べた白いご飯は食べられなかったんですよ」二日目の講義で最初に心に残ったのは牛山先生のこの言葉でした。お米は風媒花だから、という理由を聞いてしまえば当然のことなのだけど、風というものについて「そこら辺で何となく吹いているもの」くらいにしか思っていなかった私にとっては風の大切さを改めて感じるきっかけとなったからです。日本の周りの海の上に風車を浮べる研究が進んでいることも知ることができました。風が発電のデメリットの一つである騒音問題解決等のために風車の海上進出が必要で、更に日本の周りは海が急激に深くなっているために、「海上に浮べる」という方法が研究されているそうです。キャンプに参加するまでは風力発電のことなどほとんど知らず、温室効果ガス削減といった良い面だけを考えていた私には、「騒音問題なんてあったんだ……」という驚きと、「あんなに不安定そうに見える風車を海に浮べるなんて、どうやったらできるんだろう」という疑問が交ざってとても興味深かったです。実習ではソーラークッカーと小型風力発電機を作りました。味は別として少なくとも食べることができるカレーがソーラークッカーで調理できたことには感激しました。
  今回のサイエンスキャンプに参加してたくさんの体験をして、自然の素晴らしさを知り、「ものづくり」の面白さを実感し、そして学校では見つからないようなたくさんの個性豊かな人たちに会うことができて、本当に良かったです。

マイコン制御ロボットをつくろう
神奈川工科大学 工学部
キャンプがくれた「自信」と「友達」 (千葉県・高校2年生女子)

 率直な感想過ぎるかもしれませんが、とにかく楽しい3日間でした。本当に楽しかったです。1日目、たった3日間で、本当にロボットができるのだろうか?と半信半疑で、とにかく不安でした。でも、夜になると、友達もでき、お互いに話すうちに、不安なのは私だけではないことがわかり、安心したのと同時に、キャンプがより一層楽しいものになった気がしました。2日目、とにかく悩みました。どんな形でどんな動きをするロボットが良いのか…。でも、悩むことがすごく楽しくてたまりませんでした。考えれば考える程、いろいろなアイデアが頭に浮かび、夜、寝れないくらい、興奮してしまいました。3日目、いよいよ最終日ということで、とても気合が入りました。みんなとレゴを落とすのを競ったとき、1 回目は1 つも落とすことができず、焦りました。2 回目、やっとレゴを落とすことができ、本当に嬉しく、改めて、3日間の意義を感じました。私はこのキャンプで、たくさんのことを学び、たくさんのものを得ました。例えば、「自信」です。3日間でゼロから、ロボットをつくったことは、私に、自分の可能性を信じることを教えてくれました。又、大切な「友達」も得ました。全国各地、住んでいる場所は違うけど、同じ夢を持った人がいるんだ!とわかり、すごく嬉しかったです。これから先、将来の夢に挫折したとき、お互いに励まし合える、たった3日間でしたが、そんな仲間になれたと思います。

のぞいてみよう!光の科学〜マイクロ波からガンマ線まで〜
中部大学 工学部
身震いするような感覚(愛知県・高校2年生女子)

 準備不足で臨んでしまったせいもあるが、講義は少しでも多くの事を吸収しようとしても、わからない事が多くあった。でも、アドバイザーの先生の助言や理解できるまで熱心に教えてくださった教授の先生の説明を聞いて、1歩でも光の世界に踏み入る事ができたと思う。最初はわからない事だらけで心配だったけど、徐々に私の中に新しく光の世界が出来上がっていく気がしてきて、今までに感じたことの無い身震いするような感覚がした。実験も、今まで教科書の止まった波しか見たこと無かったけど実際に動いている波を見てすごく感動した。色々なレーザーの現象を見て、こんなに気分が高ぶった事はないくらいドキドキしていた。交流も、同じ県の人だけではなく各地から来ていて、皆の光に対する気合いにいた。興味をもっているだけではなく、深く自分の考えを持ちながらこのキャンプに臨んでいる皆の姿を見て、自分ももっと何にでも真剣に取り組もうと考え直した。一生に残る良い出会いと迷い無く仲間と言える出会いも大きな収穫となった。この3日間は良い事しか無いと言っても過言では無く、もっともっと詳しく知りたいとも思った。また、将来について考える事も多くなり、興味のある事もしぼれるようになってきた。でもやはり私たちはもっと光について詳しくなって、生活と結びつける架け橋にならなくてはならないと思う。今よりもっと便利な毎日を送る為に有効な技術を一般の生活に取り入れる、これが次世代の私達の乗り越えるべき課題だと思っている。


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