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SCIENCE CAMP 2005

畜産草地研究所

 乳、肉、卵とその加工品は私たちの食生活に欠かすことのできない重要な食品です。近年、食の安全や品質に対する国民の関心が高まる中で、畜産草地研究所では、環境を保全しながら、おいしくて健全な畜産物を安価に生産し、豊かな食生活を営むことができるような試験研究に力を入れています。
 その中には、たとえば、優良な家畜を飛躍的に増やすクローン技術や家畜を効率よく飼養するための生理機能の解明をはじめとし、畜産環境問題などの解決に向けた研究などもあります。
 今回のキャンプでは、牛などをじかに観察し、家畜繁殖コースでは卵子および受精卵の研究、栄養機能コースでは動物の遺伝子解析、生理機能の研究についての最新技術を体験することができます。
 

1.会期
2005年8月9日(火)午後1時30分〜11日(木)午後3時

2.会場
農業・生物系特定産業技術研究機構 畜産草地研究所
〒305-0901 茨城県つくば市池の台2(東京駅から約1時間30分)
TEL:029-838-8611または8613 FAX:029-838-8606
URL:http://nilgs.naro.affrc.go.jp
宿泊場所:農林水産省 農林水産技術会議事務局 筑波事務所 国内研修生宿泊施設

3.募集人数
2コースで6名

4.プログラム
A.「家畜繁殖」コース 3名
牛の生体を知る(牛の体の仕組み・飼養管理・搾乳の実習体験)(「栄養機能コース」と合同)
牛をじかにさわり、体の仕組み、飼養管理(餌の種類・給餌方法等)や搾乳についての説明・実習を体験することができます。
受精卵移植などの繁殖技術についての説明・実習
牛の直腸に手を入れて、卵巣や子宮を実際にさわってみます。また、超音波診断装置を用いて卵巣を観察したり、妊娠診断(子宮の中の胎子の観察)を行います。さらに、人工授精や受精卵移植の見学を行います。放牧場に放されている雌牛の行動を観察し、スタンディング等の発情行動を示す牛がいるかどうかを確認します。
牛の精子・卵子及び胚の観察・実習
精子の観察、精子の凍結保存方法や卵巣から卵子を吸引して卵子の観察をすることができます。
指導: 企画調整部業務第1科、家畜育種繁殖部生殖細胞研究室、
家畜育種繁殖部受胎機構研究室
B.「栄養機能」コース 3名
牛の生体を知る(牛の体の仕組み・飼養管理・搾乳の実習体験)(「家畜繁殖コース」と合同)
牛をじかにさわり、体の仕組み、飼養管理(餌の種類・給餌方法等)や搾乳についての説明・実習を体験することができます。
動物からの組織・血液サンプリング実習
ニワトリまたはラットから組織・血液の採取を行い、遺伝子発現解析や血液生化学検査のためのサンプルの処理を実際に行っていきます。臓器組織の液体窒素保存、血液の血しょう分離を行います。
組織の遺伝子発現解析と血液分析の実習
サンプリング実習で準備した組織と血しょうを使って実験を行います。
組織からはRNAを抽出し、PCR装置と電気泳動装置を使って遺伝子の発現を見ます。また、分離した血しょうを使って血液中の抗酸化物質などの測定を行っていきます。
指導: 企画調整部業務第1科
家畜生理栄養部栄養素機能研究室

5.スケジュール
8月9日(火)
13:30 14:30   開講式/オリエンテーション
14:30 17:00   研究室紹介
家畜繁殖コース: 牛の卵巣や子宮の観察
栄養機能コース: 動物からの組織・血液サンプリング実習
17:15 19:00   懇親会
8月10日(水)
9:00 12:00   牛の生態を知る
12:00 13:00   昼食
13:00 17:00  
家畜繁殖コース: 人工授精、受精卵移植の見学
栄養機能コース: 動物組織からのRNA抽出および遺伝子の発現
8月11日(木)
9:30 12:00  
家畜繁殖コース: 牛の精子および卵子の観察
栄養機能コース: 動物の血液中の抗酸化物質などの測定
12:00 13:00   昼食
13:30 15:00   キャンプのまとめ/閉講式

交通案内
JR「上野駅」よりJR常磐線約1時間「牛久駅」下車
  路線バス約15分「畜産草地研究所前」バス停下車

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