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大阪府立大学農学部・先端科学研究所 プログラム一覧
生命を支えるタンパク質、そのかたちとはたらきを知ろう

私たちの体の中ではいろいろなタンパク質が働いています。生物がもつ設計図(ゲノム)をもとに作られるタンパク質こそが事実上の生命の担い手であり、それらが生物の示すさまざまな活動や特長を支えています。そして、これらのタンパク質のすばらしい機能はそのかたち(立体構造)にもとづいて発揮されています。それぞれのタンパク質分子はどのようなかたちをして、どのようにはたらいているのか、といったことを実験やコンピュータで実際に見て体験して下さい。キャンプでは、酵素や光受容体などのタンパク質を扱い、そのはたらきや構造を考えます。また、それを通して生物あるいは生命のしくみをあらためて観てみることにしましょう。 写真写真写真

会期
2004年12月26日(日)午後1時~28日(火)午後2時30分 2泊3日

会場 宿舎
大阪府立大学
農学部・先端科学研究所
大阪府堺市学園町1-1
http://www.osakafu-u.ac.jp
  ホテルサンルート堺
大阪府堺市少林寺町西1-1-1
     
募集人数 同行引率者
16名
高等学校、中等教育学校後期課程または高等専門学校(1~3年生)等に在籍する生徒
  ・日本科学技術振興財団
 サイエンスキャンプ事務局員1名
・高等学校理科教諭1名

プログラム
1. タンパク質分子のかたち
  タンパク質は特定の立体構造をとって働いています。コンピュータを使っていろいろなタンパク質分子の立体構造を見て、動かして、それぞれのタンパク質が持つ機能との関係を考えます。
2. 光センサー
  私たちは目で外界を視ることができます。その際に、光の情報(色、強さなど)を認識するための特別なタンパク質が働いています。植物にも外界を視るためのタンパク質が存在します。このタンパク質の光吸収の性質を調べます。
3. 酵素のはたらきの測定
  それぞれの酵素が働くときには、最も適した条件があり、それから大きくはずれた環境にすると酵素は働けなくなります。身近な酵素を使い、実験を通じて酵素がタンパク質であることの意味を考えます。
写真

スケジュール
第1日目(12月26日)
13:00 13:30   集合受付
13:30 14:30   開講式、プログラム概要説明、自己紹介
14:30 15:00   講義「タンパク質とは何か、酵素とは何か」
15:00 15:15   休憩
15:15 18:00   実習「酵素のはたらきを測る」
第2日目(12月27日)
9:30 10:00   講義「タンパク質分子の立体構造」
10:00 10:30   講義「光を視るタンパク質」
10:30 12:00   実習(A 班)「植物の光センサータンパク質を観る」
実習(B班)「タンパク質分子のかたちをみる」
12:00 13:00   昼食
13:00 14:30   施設見学
14:30 15:00   休憩
15:00 16:00   講義「タンパク質のいろいろなはたらき」
16:00 17:30   実習(B班)「植物の光センサータンパク質を観る」
実習(A 班)「タンパク質分子のかたちをみる」
17:30 18:30   実験のまとめ
18:30 19:30   懇親会(夕食)
第3日目(12月28日)
9:00  9:45   講義「タンパク質の安定性」「身近にある酵素」
9:45 12:00   実習「洗剤中の酵素」、「タンパク質の変性」
12:00 13:00   昼食
13:00 14:15   実験のまとめ・実験結果報告会
14:15 14:30   閉講式
14:30       解散

北海道大学キャンパス 大学紹介
会場の大阪府立大学は大阪市の南に隣接する堺市にあります。堺市といえば、世界一の墳墓である仁徳天皇陵、明治の歌人与謝野晶子、あるいは中世に栄えた日本最初の自治都市などでその名が知られています。今回のキャンプを実施する大阪府立大学には5つの学部のほか、先端科学研究所や総合情報センター、農場、家畜病院等があります。来年度からは府立の3大学が統合されて新しい大阪府立大学になり、生命環境科学部、理学部などが設置されます。今回のキャンプは、農学部応用生物化学科ならびに先端科学研究所の生物系教員が担当します。


開催地
交通案内
日本地図


入門書の紹介
書 名 タンパク質の生命科学
-ポスト・ゲノム時代の主役-
著者名 池内俊彦
出版社 中央公論新社 (中公新書1618)
価 格 840円(税込)
参考頁範囲 P.1~P.81 
 
交通案内
JR「新大阪駅」より、地下鉄御堂筋線約35分
「なかもず駅」下車徒歩約20分

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