オカヤドカリの行動を実験しよう

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せつめい


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 オカヤドカリは色彩を感じることができます。それを調べるために赤、黄、青、緑色のセロファンでつくった4個の室を設けた箱をおいておき、その前にオカヤドカリを50個体はなします。どのように移動するでしょうか?

 オカヤドカリは、緑色を好み、緑色の室の方へ集まってきます。一見すると色の違いではなく明るさの差に反応しているように誤解されるかもしれませんが、オカヤドカリは、明らかに緑色を好んで集まってきます。海岸線にそったところや浅い海では、有機物が分解して黄色い色素をだし、それが青い光にまじると海は青緑色あるいは緑色にみえるのです。また赤色、橙色、黄色などは吸収されて色はなくなります。(参考文献/『クストー海の百科 海はなぜ青い』平凡社)

 オカヤドカリは元は海の中に生息していた甲殻類なので、こうした習性が残っているのかも知れません。


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 オカヤドカリを明るい室と暗い室を用意しておきます。海の生物は夜行性で、主に夜に行動します。オカヤドカリも夜行性であるかどうかを調べる実験です。

 その結果、オカヤドカリは暗い室へ集まっています。夜行性であることがわかります。このことは、日中、太陽があたっている時でも、岩かげや木かげに身を寄せて空を飛ぶ鳥などから身を守るのに有利であると考えられます。


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 オカヤドカリは熱帯の生物です。熱帯ではよくスコール(雨)が降ります。オカヤドカリはスコールを嫌い、高い場所を好む性質があります。オカヤドカリは自然では石や枯れ木の上にのぼりますが、こうした複雑な場所でものぼることができるかどうかを確かめる実験です。その結果、こうした複雑なものでも、下から上にのぼって上がっていくことができる能力があることがわかりました。

 オカヤドカリは雨をきらう性質がありますが、水分は生存に必要不可欠です。幼生時には海水中で成長します。湿り気がある方が行動が活発になり、乾燥していると動かなくなります。

 写真のムラサキオカヤドカリは、体が大きくなる種類です。名前どおりに体の色が紫色をしています。眼は複眼からできていて、昆虫の眼によくにています。眼のつけ根の両側から生えている細長い竹ひごのようなものは触角です。この触角を使って前にある物にふれて感じとり、前に進んで行くことができます。貝殻の中の体はやわらかくなっています。貝殻が右巻きになっているので体も右巻きになっています。ツメは左手が大きく、右手は小さい。大きなツメで食べ物を食べたり、外敵とたたかって身を守ります。食べ物は雑食性でなんでも食べます。

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