サイエンスキャンプ
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スポーツ科学の最前線

オリンピックなどの国際競技会に参加するトップアスリートの記録向上のためには、ナノ・マイクロレベルの最先端科学の研究成果がフルに動員され、オリンピックやプロスポーツの舞台では、1000分の1秒、1mmを争う究極の闘いが繰り広げられています。鹿屋体育大学が実施する「スポーツ科学の最前線〜 From Gene to Gold 〜」と題するプログラムは、人間の身体能力を極限状態にまで高め、限界に挑戦するスポーツ科学の最先端テクノロジーを紹介し、様々な講義や実験を通してスポーツのパフォーマンス向上に最先端科学が果たす役割について理解を深めてもらうことを狙いとしています。さらに、このような最先端スポーツ科学分野の研究成果が、一般の人の健康づくりにも広く応用されている事例を紹介し、国民全ての健康の維持増進にスポーツ科学の研究が大きく貢献している事実を理解してもらうことが大きな目的の一つです。
会期
2006年3月25日(土)午後3時〜 3月27日(月)午後0時30分 2泊3日
写真写真写真
会場
国立大学法人 鹿屋体育大学 体育学部
鹿児島県鹿屋市白水町1 番地
http://www.nifs-k.ac.jp
宿舎
合宿研修所(大学内)
鹿児島県鹿屋市白水1番地
募集人数
12名
高等学校、中等教育学校後期課程または高等専門学校(1〜3学年)等に在籍する生徒
同行引率者
・日本科学技術振興財団サイエンスキャンプ事務局員1名
・高等学校理科教諭1名
キャンプの実習内容
1.スポーツ科学の最前線(講義)
国内外のスポーツ科学分野の最先端研究の現状を紹介し、科学がスポーツの記録向上や健康づくりを主眼とした効果的な運動処方プログラムの作成に寄与している事例について解説します。
2.大学施設案内(実習)
本学に設置されている最先端の実験機器やトレーニング機器を見学しながら、スポーツ科学における最先端研究の一端を紹介します。
3.スポーツ活動の3 次元分析(講義と実験)
自分が普段行っているスポーツ活動が効率よく行われているかを、力学的法則をもとに研究する学問分野をバイオメカニクスと言います。光学式モーションキャプチャーシステムやハイスピードカメラを用いて自分の動きを3次元で調べる実習を行い、その解説を行います。
4.スポーツ活動と筋力(講義と実験)
骨格筋が収縮することにより関節が可動して運動が行なわれていることを、骨格筋の細胞レベルで解説します。光学顕微鏡、電子顕微鏡、共焦点レーザー走査蛍光顕微鏡などの顕微鏡を用いて骨格筋の超微細構造を観察し、運動トレーニングに伴う骨格筋の形態変化と筋力アップの仕組みなどについて解説、実験を行います。
5.スポーツ活動と持久力(講義と実験)
運動を持続するためには、体内(血液中)に酸素を取り込む呼吸機能と、心臓のポンプ作用によって血液を運搬する循環機能の連携作用が重要な役割を果たします。本実習では、さまざまな実験装置を用いて、酸素の取り込みや血液循環の様子を観察すると同時に、運動パフォーマンスとこれらの機能との関連について解説します。
スケジュール
第1日目(3月25日)
15 : 00 15 : 30   集合受付
15 : 30 15 : 45   開講式
16 : 00 17 : 00   イントロ講義「スポーツ科学の最前線」
第2日目(3月26日)
9 : 00 10 : 00   大学施設見学
10 : 15 11 : 15   講義I「スポーツ活動の3次元分析」
11 : 30 12 : 30   実験I「スポーツ活動の3次元分析」
12 : 30 13 : 30   昼食
13 : 30 14 : 30   講義II「スポーツ活動と筋力」
14 : 45 16 : 45   実験II「スポーツ活動と筋力」
16 : 45 17 : 15   実験のまとめ
18 : 00 19 : 00   研究者との懇親会(夕食)
第3日目(3月27日)
9 : 00 10 : 00   講義III「スポーツ活動と持久力」
10 : 10 11 : 40   実験III「スポーツ活動と持久力」
11 : 50 12 : 20   実験のまとめ、ディスカッション
12 : 20 12 : 30   閉講式
12 : 30       解散
 
※希望者は前泊(3月24日)できます。
17 : 00 17 : 30   宿舎で集合受付
19 : 00 21 : 00   参加者&引率者ミーティング
会場の紹介
鹿屋体育大学は鹿児島県大隅半島の中央に位置する鹿屋市にあります。国立大学法人で唯一の体育大学として「体育・スポーツ・健康などの分野において理論と実践を教育・研究する」大学です。総敷地面積36 ヘクタールの中に陸上競技場、サッカー場、屋内プール、体育館、武道館、実験研究棟等が整備されています。発育期にある児童・生徒を対象として、安全かつ効果的なトレーニング方法を科学的に解明・開発するためのスポーツトレーニング教育研究センターや、マルチメディアを活用したスポーツの教育研究方法を開発するスポーツ情報センター等の教育研究センターも充実しています。
今回のキャンプで講義や実験を行う研究施設には、電子顕微鏡、共焦点レーザー走査蛍光顕微鏡、遺伝子解析装置、等の世界最先端の研究機材や、低圧流水プールという世界で数カ所にのみ導入されている実験機材が完備されています。大学の敷地内には研修会等に使用可能な合宿研修所があり、113 名の宿泊者を収容できる施設もあります。
研究室の紹介
本学の研究組織は全て大講座制であり、体育学部、教育学部、医学部、等の出身の教員が生理学、解剖生理学を基本として生体の運動適応のメカニズムについて自然科学的実験方法を用いて研究しています。研究方法は多岐に渡り、様々な種類の細胞の構造、機能的変化を最新の遺伝子工学、細胞生物学的手法や電気生理学的手法を用いて研究するグループ、運動時の生体応答、また、長期間の運動トレーニングに伴う生体の適応変化について、血液性状の変化、呼吸循環機能の変化から研究するグループ、運動時の生体変化を力学的手法や3D ビデオ分析によって研究するグループ、等がそれぞれ独立して研究を行っています。
入門書の紹介
書 名 筋肉はふしぎ
著者名 杉 晴夫
出版社 講談社ブルーバックス
書 名 これでなっとく使えるスポーツサイエンス
著者名 征矢英昭,本山貢,石井好二郎編
出版社 講談社
書 名 新生物物理の最前線
著者名 日本生物物理学会編
出版社 講談社ブルーバックス
書 名 改訂スポーツ・バイオメカニクス入門
著者名 金子 公宥
出版社 杏林書院
書 名 図解雑学からだの不思議
著者名 加藤 征治
出版社 ナツメ社
 
交通案内
交通案内
「鹿児島空港」より路線バス約1時間40分「鹿屋バスセンターバス停」下車、路線バス約20分「白水町体育大学前バス停」下車、徒歩約3分
JR「鹿児島中央駅」より路線バス約25分「鴨池港バス停」下車、フェリー約40分「垂水港」下船、路線バス約35分「白水町体育大学前バス停」下車、徒歩約3分
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