事業概要

趣旨

  我が国は、科学技術の振興により、豊かな国民生活や社会経済の発展及び産業競争力の強化を目指しています。その実現に向けて、我が国全体の研究開発力や国際競争力を維持・向上させるとともに、安全・安心で質の高い生活環境を構築するためには、科学技術活動の基盤となる人材をいかに養成し、確保していくかが極めて重要な課題です。そのため、青少年が科学技術に夢と希望を傾け、科学技術に対する志向を高める機会の充実が求められています。
  「サイエンスキャンプ」は、次代を担う青少年が、先進的な研究施設や実験装置がある研究現場等で実体験し、第一線で活躍する研究者、技術者等から直接講義や実習指導を受けることにより、科学技術に対する興味・関心を高め、学習意欲の向上を図り、創造性や知的探究心、理数の才能等を育てることをねらいとしています。

事業の概要

  2012年3月下旬の春休み期間に、「スプリング・サイエンスキャンプ2012」として、ライフサイエンス、環境、エネルギー、ナノテクノロジー、材料、情報工学、ロボット工学、機械工学、建築学等の分野において先進的な研究テーマに取り組んでいる大学、公的研究機関、民間企業等の18会場が、それぞれ8~40名(計283名)の規模で実施する科学技術体験合宿プログラムです。各会場は、それぞれの機関の特徴を活かした講義・実験・実習等によるプログラムを企画、実施します。参加者は2泊3日~3泊4日の合宿生活を送りながら、第一線で活躍する研究者・技術者による直接指導を受けます。
  今年度より、より深く学びたいと思う意欲の高い方に対して、3泊4日以上で集中的に講義・観察・実験・実習等を行うことができる探究・深化型のプログラム「サイエンスキャンプDX(ディー・エックス)」を実施しております。DXはdeepen & extendの意味で、より深く広く探究して意欲や才能を伸ばす活動という意味です。今春は大学や研究機関等3会場がそれぞれ20名~40名の規模で、工夫を凝らしたプログラムを提供します。

主催

独立行政法人 科学技術振興機構

共催(受入実施機関)

サイエンスキャンプDX

[大学]

神奈川工科大学創造工学部

[公的研究機関]

大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構

[その他]

企業組合五島列島ファンクラブ

サイエンスキャンプ

[大学]

東京農業大学生物産業学部アクアバイオ学科、慶應義塾大学先端生命科学研究所、東京工科大学(メディア学部、応用生物学部)、国立大学法人新潟大学脳研究所、大阪工業大学ナノ材料マイクロデバイス研究センター、国立大学法人九州大学芸術工学部音響設計学科、国立大学法人鹿屋体育大学体育学部

[公的研究機関]

大学共同利用機関法人情報・システム研究機構国立情報学研究所最先端研究開発支援プログラム量子情報処理プロジェクト、独立行政法人日本原子力研究開発機構敦賀本部国際原子力情報・研修センター

[民間企業]

鹿島建設株式会社、日本電信電話株式会社、日本電子株式会社、東レ株式会社地球環境研究所、オムロン株式会社京阪奈イノベーションセンタ

後援

文部科学省

サイエンスキャンプ本部事務局

公益財団法人 日本科学技術振興財団

応募資格

応募締切日時点で、日本国内の高等学校、中等教育学校後期課程または高等専門学校(1~3学年)等に在籍する生徒。これまでにサイエンスキャンプの参加経験がある人でも応募できます。

応募締切日

応募締切日 2012年1月24日(火)<必着>

応募方法

「参加申込書」に必要事項をご記入のうえ、応募締切日必着にて、公益財団法人日本科学技術振興財団 サイエンスキャンプ本部事務局宛に郵送でお送りください。
「参加申込書」はサイエンスキャンプ本部事務局のホームページ(http://ppd.jsf.or.jp/camp/)からもダウンロードできます。
※必ず、保護者自署・押印のある原本を郵送してください(FAX不可)。
※応募は1人1通のみです。複数の応募は無効となりますのでご注意ください。

選考方法および決定通知

(1) 「参加申込書」に基づいて各プログラム実施会場が選考を行い、参加者を決定します。
(2) 選考結果は、2月中旬、応募者本人宛に郵送で通知します。また、参加者には、集合場所への経路や持ち物など詳細を説明した「参加のしおり」、その他参加にあたり作成いただく書類も送付されます。
「参加申込書」に記載された住所に郵送します。
選考結果通知日 2012年2月中旬

参加費

参加費は無料です。プログラム期間中の宿舎や食事も主催者が用意します。
※ただし、現地集合・現地解散です(自宅と会場間の往復交通費は自己負担となります)
※東日本大震災で被災して、自治体の「り災証明」または「被災証明」の発行を受けられたご家庭の生徒は、参加決定後にご提出いただく交通経路調査票にもとづき、主催者が35,000円を上限として交通費を補助いたします(停電、断水、高速道路通行のための被災証明は補助の対象となりませんのでご了承ください。なお、特別の事情がある場合はご相談ください)。
なお、交通費補助の申請方法については、参加が決まった方にのみあらためてご案内いたします。
応募の際には、証明書等をご提出いただく必要はありません。

参加者サポート

集合から解散までの間、受入実施機関担当者、アドバイザーの先生(高校理科教員)、サイエンスキャンプ事務局、現地会場のスタッフが、プログラムが円滑に実施されるようにサイエンスキャンプの運営を行い、参加者と寝食を共にしながらその学習や生活をサポートします。

応募先・問い合わせ先

サイエンスキャンプ本部事務局:
公益財団法人 日本科学技術振興財団 振興事業部内
〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号
電 話:03-3212-2454 FAX:03-3212-0014

サイエンスキャンプ本部事務局ホームページ:http://ppd.jsf.or.jp/camp/

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