事業概要

趣旨

  我が国は、科学技術の振興により、豊かな国民生活や社会経済の発展及び産業競争力の強化を目指しています。その実現に向けて、我が国全体の研究開発力や国際競争力を維持・向上させるとともに、安全・安心で質の高い生活環境を構築するためには、科学技術活動の基盤となる人材をいかに養成し、確保していくかが極めて重要な課題です。そのため、青少年が科学技術に夢と希望を傾け、科学技術に対する志向を高める機会の充実が求められています。
  「サイエンスキャンプ」は、次代を担う青少年が、先進的な研究施設や実験装置がある研究現場等で実体験し、第一線で活躍する研究者、技術者等から直接講義や実習指導を受けることにより、科学技術に対する興味・関心を高め、学習意欲の向上を図り、創造性や知的探究心、理数の才能等を育てることをねらいとしています。

事業の概要

  2011年7月下旬~8月の夏休み期間に、「サマー・サイエンスキャンプ2011」として、ライフサイエンス、環境、エネルギー、ナノテクノロジー、材料、情報工学、ロボット工学、(宇宙・海洋等の)フロンティア、農学、水産学、地球科学等の分野において先進的な研究テーマに取り組んでいる大学、公的研究機関、民間企業等の54会場が、それぞれ8~40名(計864名)の規模で実施する科学技術体験合宿プログラムです。各会場は、それぞれの機関の特徴を活かした講義・実験・実習等によるプログラムを企画、実施します。参加者は2泊3日~5泊6日の合宿生活を送りながら、第一線で活躍する研究者・技術者による直接指導を受けます。
  今年度より、より深く学びたいと思う意欲の高い方に対して、3泊4日以上で集中的に講義・観察・実験・実習等を行うことができる探究・深化型のプログラム「サイエンスキャンプDX(ディー・エックス)」を実施します。DXはdeepen & extendの意味で、より深く広く探究して意欲や才能を伸ばす活動という意味です。大学、NPO等がそれぞれ20~40名の規模で、各会場が工夫を凝らしたプログラムを提供します。

主催

独立行政法人 科学技術振興機構

共催(受入実施機関)

サイエンスキャンプDX

[大学]

国立大学法人千葉大学教育学部、福井工業大学、国立大学法人筑波大学生物学類、関西大学・大阪医科大学・大阪薬科大学医工薬連環科学教育研究機構、国立大学法人岡山大学大学院自然科学研究科

[その他]

「数理の翼」大川セミナー2011実行委員会(大川市)、特定非営利活動法人数理の翼

サイエンスキャンプ

[大学]

国立大学法人東京大学大学院農学生命科学研究科、埼玉工業大学、国立大学法人千葉大学環境健康フィールド科学センター、桜美林大学、東京工科大学コンピュータサイエンス学部、国立大学法人北陸先端科学技術大学院大学、国立大学法人浜松医科大学、国立大学法人名古屋大学大学院工学研究科、同志社大学エネルギー変換研究センター、国立大学法人神戸大学農学研究科、国立大学法人高知大学(農学部、海洋コア総合研究センター/総合研究センター)

[公的研究機関]

埼玉県立がんセンター、財団法人高輝度光科学研究センター、独立行政法人物質・材料研究機構、独立行政法人防災科学技術研究所、独立行政法人放射線医学総合研究所、独立行政法人理化学研究所、独立行政法人宇宙航空研究開発機構(筑波宇宙センター、調布航空宇宙センター、角田宇宙センター)、独立行政法人海洋研究開発機構、独立行政法人日本原子力研究開発機構(大洗研究開発センター/那珂核融合研究所、関西光科学研究所、幌延深地層研究センター、東濃地科学センター)、独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構(中央農業総合研究センター、作物研究所、畜産草地研究所、動物衛生研究所、東北農業研究センター、近畿中国四国農業研究センター、九州沖縄農業研究センター)、独立行政法人農業環境技術研究所、独立行政法人森林総合研究所(木材特性研究領域、森林遺伝研究領域、東北支所、関西支所、多摩森林科学園)、独立行政法人水産総合研究センター中央水産研究所、独立行政法人産業技術総合研究所関西センター、独立行政法人国立環境研究所(地域環境研究センター、環境リスク研究センター)

[民間企業・その他]

清水建設株式会社技術研究所、株式会社富山県総合情報センター、株式会社希少糖生産技術研究所、 日本ペットアンドアニマル専門学校

後援

文部科学省(予定)

サイエンスキャンプ本部事務局

公益財団法人 日本科学技術振興財団

応募資格

応募締切日時点で、日本国内の高等学校、中等教育学校後期課程または高等専門学校(1~3学年)等に在籍する生徒。これまでにサイエンスキャンプの参加経験がある人でも応募できます。

応募締切日

応募締切日 2011年6月14日(火)<必着>

応募方法

「参加申込書」に必要事項をご記入のうえ、応募締切日必着にて、公益財団法人日本科学技術振興財団 サイエンスキャンプ本部事務局宛に郵送でお送りください。
「参加申込書」はサイエンスキャンプ本部事務局のホームページ(http://ppd.jsf.or.jp/camp/)からもダウンロードできます。
※必ず、保護者自署・押印のある原本を郵送してください(FAX不可)。
※応募は1人1通のみです。複数の応募は無効となりますのでご注意ください。
※サイエンスキャンプDXについては、参加申込書に加えて追加資料の提出が必要な場合があります。募集要項の実施会場該当ページにてご確認ください。

選考方法および決定通知

(1) 「参加申込書」に基づいて各プログラム実施会場が選考を行い、参加者を決定します。
(2) 選考結果は、7月上旬、応募者本人宛に郵送で通知します。また、参加者には、集合場所への経路や持ち物など詳細を説明した「参加のしおり」、その他参加にあたり作成いただく書類も送付されます。
「参加申込書」に記載された住所に郵送します。
選考結果通知日 2011年7月上旬

参加費

参加費は無料です。プログラム期間中の宿舎や食事も主催者が用意します。
※ただし、現地集合・現地解散です(自宅と会場間の往復交通費は自己負担となります)
※東北地方太平洋沖地震で被災され、自治体の「り災証明」または「被災証明」の発行を受けられた(または福島原子力発電所の警戒区域、避難指示区域および計画的避難区域からの避難された)ご家庭の生徒は、参加決定後にご提出いただく交通経路調査票にもとづき、主催者が35,000円を上限として交通費を補助いたします。
なお、交通費補助の申請方法については、参加が決まった方にのみあらためてご案内いたします。
応募の際には、証明書等をご提出いただく必要はありません。

参加者サポート

集合から解散までの間、受入実施機関担当者、アドバイザーの先生(高校理科教員)、サイエンスキャンプ事務局、現地会場のスタッフが、プログラムが円滑に実施されるようにサイエンスキャンプの運営を行い、参加者と寝食を共にしながらその学習や生活をサポートします。

応募先・問い合わせ先

サイエンスキャンプ本部事務局:
公益財団法人 日本科学技術振興財団 振興事業部内
〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号
電 話:03-3212-2454 FAX:03-3212-0014

サイエンスキャンプ本部事務局ホームページ:http://ppd.jsf.or.jp/camp/

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