イワシは、海の中にいるプランクトンを餌として食べます。口の中に入ってくるプランクトンを手当たりしだいに食べますから、生きたプランクトン・ネットということができます。そんなイワシを乾燥させた煮干しを使えば、遠く離れた海にすむプランクトンをいつでもどこでも調べることができます。
用意するもの
- イワシの煮干し(産地のちがうものを何種類か用意してください)
- ピンセットまたは割りばし
- つまようじ
- 顕微鏡
- なべ
- ザル
- スライドガラス
- カバーガラス
- ろ紙またはコーヒーフィルター
- ガーゼ
- 家庭用パイプ洗浄剤
- 『日本海洋プランクトン図鑑』保育社刊
やりかた
- 鍋でお湯を沸かし、煮干しを10分間ほど煮てから、ザルなどにとって水を切り適度に冷ましておきます。

熱湯でやけどをしないように気をつけよう! - ピンセットや割りばしで、煮干しのお腹を開きます。煮干しのお腹から胃を取りだして、さらに胃の中から黒いごみのようにみえる内容物を取りだします。
- 2で取りだした内容物をスライドガラスにおき、水を一滴落したら、つまようじでよく混ぜてからカバーガラスをかけます。
- 2と同じにように煮干しの胃から黒いごみのような内容物を数匹分(大きな煮干しなら2〜3匹、中程度なら4〜5匹程度)取りだして、試験管に入れます。これに、水2ミリリットルを加えます。
- 4に家庭用パイプ洗浄剤を1ミリリットル加え、30分ほどおきます。家庭用パイプ洗浄剤はキケンだから、とりあつかいには注意しよう!
- コーヒーフィルターを使って、ろ過します。ろ過が終わった液体はいらないのですてましょう。
- フィルターに残ったものにそのまま水200mlを少しずつそそぎ、よく洗います。
- フィルターに残ったものを少量の水でうすめて、スライドガラスの上に1滴おとし、カバーガラスをかけます。
3と8でつくった標本を顕微鏡で観察しましょう。8ではおもにケイソウ類のガラス質でできた殻(から)が観察されます。
産地の違う煮干ごとに標本をつくり、顕微鏡で見たときの見えかたの違いを確かめてください。
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