サイエンスキャンプ
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 20世紀は石油の時代、21世紀は水の時代と言われています。世界的な水不足の進行、環境汚染問題の顕在化にともない、海水の淡水化などによる持続的な水資源の確保、環境浄化のための下水処理・排水再利用などの技術が待望されています。
 東レ株式会社は、地球環境の改善を最優先課題として取り組んでおり、地球環境研究所を設立して、水処理のための分離膜の研究を続けてきました。
 今回のキャンプでは、実際に、実験室で分離膜を作り、その膜の分離性能を、東レリサーチセンターの最先端の分析機器を用いて、自分で評価してもらいます。

会期   開催地
 

2003年3月24日(月)午後5時
    〜3月26日(水)午後3時
2泊3日

 

 

会場  

東レ株式会社 地球環境研究所
滋賀県大津市園山3-3-7
URL:http://www.toray.co.jp

 
募集定員  
高校生・高等専門学校(1〜3年生)6名  
活動の概要(予定)   交通案内

 分離膜は、化学実験室で原料(高分子)を溶かしたのち、特殊な処理(簡単な化学実験の範囲)を行い作ります。実験の際は、有害な溶剤は避け、安全に配慮した手法をとります。
 つづいて、自分で作った膜を用いて、河川水(モデル)などを処理する実験を行い、処理前後の水に含まれる成分を高感度で分析します。分析は、東レグループの分析会社である株式会社東レリサーチセンターで、最新の分析機器を自分で操作して実施します。
 活動に際しては、研究者とのディスカッションの時間を十分とり、化学と地球環境に関する参加者の理解を深めたいと考えています。

・JR「大阪駅」より新快速約43分
・JR「東京駅」より新幹線「米原駅」乗り換え約3時間30分
JR東海道本線「石山駅」下車、徒歩約10分

 

 

 

スケジュール(予定)
3月24日(月)
17:00     宿舎に集合
19:00 21:00 ミーティング
 
3月25日(火)
9:00 11:00 東レ研究所の紹介、
ショールーム見学
11:00 12:00 地球環境研究所の紹介、
分離膜技術の紹介
12:00 13:00 昼食
13:00 17:00 実務体験(膜の作成、性能試験)
 
3月26日(水)
9:00 10:00 東レリサーチセンターの紹介
10:00 12:00 膜性能の分析・評価
12:00 13:00 昼食
13:00 15:00 結果の解析・ディスカッション、閉講式
 
 
引率者同行  
日本科学技術振興財団サイエンスキャンプ事務局員1名
高等学校理科教員1名
 
宿舎(引率者も同宿)  
びわこ石山ホテル(予定)
滋賀県大津市粟津9-21
 
研究所紹介    
 東レ株式会社地球環境研究所は、2002年6月に、それまでの先端研究所地球環境研究室から独立して設立されました。分離膜の技術を中心に、水処理と環境関連材料の研究を行っています。この研究所から生まれた技術は世界各国の水処理プラントなどに利用されています。
 株式会社東レリサーチセンターは、1978年に東レの研究組織から独立して設立された受託分析会社で、東レおよび東レ以外から依頼を受けて分析を実施しています。エレクトロニクスや工業材料の分析から、医薬品分析、環境分析まで広い範囲を、高い技術でカバーしています。
 いずれも滋賀県大津市の琵琶湖の近くに位置する東レ滋賀事業場の中にあります。

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