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人類が宇宙活動を推進するには、さまざまな技術が必要になります。宇宙ステーションの建設も進み、人類が長期間宇宙に滞在して、活動を行うことになる日も近いことでしょう。航空宇宙技術研究所では、人類の宇宙活動の推進をテーマに宇宙活動を支援するさまざまな宇宙システム研究が進められています。
過去に打ち上げられた人工物体の多くは、その役目を終えた後、宇宙のゴミ(スペースデブリ)となって軌道上に残り、宇宙活動に重大な支障をきたす恐れがあります。また、「有人宇宙活動」の究極の目標は、地球から遠く離れた空間において、一切の物資供給無しで人間を生活させることにあります。
今回のキャンプでは、宇宙の環境安全や生命維持システムを紹介します。こうした技術研究にふれ、宇宙システム研究の魅力を身近に体験して下さい。
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会期 |
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開催地 |
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2003年3月25日(火)午後1時
〜3月26日(水)午後4時
1泊2日
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会場 |
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独立行政法人航空宇宙技術研究所
東京都調布市深大寺東町7-44-1
URL:http://www.nal.go.jp |
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募集定員 |
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高校生・高等専門学校(1〜3年生)10名 |
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活動の概要(予定) |
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交通案内 |
人工衛星やスペースデブリを光学望遠鏡で観測する技術や、自立型循環生命維持システムについて学びます。
研究者による講義の他にスペースデブリの観測技術のセミナーでは、実際に研究で使用している光学望遠鏡の見学(天候によっては、実際に望遠鏡を用いた観測)も行います。また、自立型循環生命維持システムに関するセミナーでは、高純度水を電気分解して酸素及び水素を再生したり太陽熱から直接電気エネルギーを取り出すことのできるスターリングエンジンで実際に実験をしながら水分解やエネルギー供給サブシステムの仕組みを学び、完全循環生命維持システムの概要を理解しましょう。
また、風洞やスーパーコンピュータなどの大型試験設備の見学も予定しています。
懇談会では、セミナーで疑問に思ったことや普段疑問に思っていることなど、研究者を交えて語り合ってください。
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JR「東京駅」より特別快速約27分
JR中央線「三鷹駅」下車、路線バス約10分

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引率者同行 |
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日本科学技術振興財団サイエンスキャンプ事務局員1名
高等学校理科教員1名 |
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宿舎(引率者も同宿) |
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ホテルメッツ武蔵境(予定)
東京都武蔵野市境南町2-1-8 |
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研究所紹介 |
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独立行政法人航空宇宙技術研究所は、航空機、ロケット等の航空宇宙輸送システムとその周辺技術に関する研究を進めています。流体科学、構造材料、飛行システム、航空推進、宇宙推進、宇宙システム等それぞれの分野において長期的視野に立った先導的な基礎研究を進める一方、技術研究・開発のために必要な大型試験設備の整備、拡充に務めるとともに、それらの設備に関わる試験技術の向上を図って関係機関の共用に供しています。
また、プロジェクト研究として、航空分野においては次世代超音速機技術と成層圏プラットフォーム飛行船システムに関する研究、宇宙分野においては、将来の再使用型宇宙輸送システムに関する研究を進めています。 |
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