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近年、光、物質をキーワードにした科学が華を咲かせ、学問、産業、市民生活へと広く、深く広がっています。中部大学 工学部の工学基礎教室では世界最高性能の計測用遠赤外レーザーの開発を行い核融合プラズマ診断に使っています。先端技術研究センターでは薄膜を基盤とした高度光・電子機能素子の創成に関する研究等を行っています。また、生産技術開発センターではナノテクノロジーを主とした生産システム、加工技術、メカトロニクス、精密計測、生産管理等の研究も行っています。
今回のキャンプでは、このような中部大学が行っている先端研究の現場の見学や、研究者と直接懇談してもらい、大学での先端研究の最前線に触れると共に、高校生の方にも物つくり、実験を体験してもらう事で21世紀の科学技術への夢を共に語りあいたいと思います。 |
会期 |
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開催地 |
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2003年3月23日(日)午後1時
〜3月25日(火)午後3時10分
2泊3日 |
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会場 |
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中部大学 工学部
愛知県春日井市松本町1200
URL:http://www.chubu.ac.jp/ |
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募集定員 |
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高校生・高等専門学校(1〜3年生)
1コース6名、合計12名 |
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活動の概要(予定) |
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交通案内 |
・光と物質に関する先端実験研究現場を見ると共に、楽しい”ものつくり”を体験します。
・工学基礎教室では世界最高出力と性能を持つ遠赤外レーザー(波長が40μm〜1000μmの電磁波の発振)と光学素子(水晶やダイヤモンドを用いて)の開発研究を行い、超高温・高密度の核融合プラズマ診断等へ応用しています。その特殊なレーザーを体験します。また、光通信の工作実験も行います。
・先端技術研究センター等付属の研究施設を見学し、2コースに分かれ楽しい製作実験をします。その間に電子顕微鏡等の先端の研究設備を実際に体験します。
A.「曇らないガラスの製作実験」コース 6名
B.「魔鏡の製作実験」コース 6名
・見学施設
赤外・遠赤外開発研究室
生産技術開発センター
先端技術研究センター
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JR「名古屋駅」より約27分
JR中央本線「高蔵寺駅」下車、路線バス約10分

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スケジュール(予定) |
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3月23日(日) |
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13:00 |
〜 |
14:00 |
プログラム概要の説明 |
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14:00 |
〜 |
14:45 |
光と物質に関する講義 |
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15:00 |
〜 |
15:45 |
遠赤外レーザーとその応用に関する講義 |
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15:50 |
〜 |
16:45 |
遠赤外レーザー研究施設の見学 |
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16:50 |
〜 |
17:40 |
光通信工作実験 |
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18:00 |
〜 |
19:00 |
懇親会 |
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3月24日(月) |
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9:30 |
〜 |
9:40 |
当日の進め方の説明 |
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9:45 |
〜 |
10:30 |
生産技術開発センターの施設見学 |
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10:30 |
〜 |
11:10 |
先端技術開発センターの施設見学 |
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A.「曇らないガラスの製作実験」コース |
B.「魔鏡の製作実験」コース |
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11:15 |
〜 |
11:35 |
実験内容の説明・実験上の諸注意 |
実験内容の説明・実験上の諸注意 |
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11:35 |
〜 |
12:00 |
TiO2ゾル溶液調整準備 |
鋳造用鋳型作製 |
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12:00 |
〜 |
13:00 |
昼食と懇談 |
昼食と懇談 |
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13:00 |
〜 |
17:00 |
TiO2ゾル溶液の調整とTiO2薄膜の作製
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溶融金属の鋳型への流し込み
金属顕微鏡による合金組織の観察 |
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17:10 |
〜 |
18:40 |
懇親会 |
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3月25日(火) |
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9:30 |
〜 |
9:40 |
当日の進め方の説明 |
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A.「曇らないガラスの製作実験」コース |
B.「魔鏡の製作実験」コース |
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9:45 |
〜 |
12:00 |
ゾル溶液中のコロイド粒子径の測定
TiO2薄膜の膜厚および屈折率測定
SEM観察 |
金属表面の研磨
金属表面の反射率測定
金属表面のSEM観察 |
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12:00 |
〜 |
13:00 |
昼食と懇談 |
昼食と懇談 |
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13:00 |
〜 |
15:00 |
アルミニウムの真空蒸着
木枠への鏡のはめ込み |
金属表面の研磨と魔鏡特性の検査
木枠への鏡のはめ込み |
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15:00 |
〜 |
15:10 |
修了式 |
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引率者同行 |
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日本科学技術振興財団サイエンスキャンプ事務局員1名
高等学校理科教員1名 |
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宿舎(引率者も同宿) |
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春日井中央ホテル(予定)
愛知県春日井市中央通1-71 |
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大学紹介 |
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中部大学は工学部を中心に5学部で構成される大学です。これからの技術者には、高度化かつ細分化した専門を身につけると同時に、総合化を行う能力を合わせ持ち、手掛ける科学技術が人類の福祉に真に役立ちうるかどうかを見極める洞察力を持って、想像的な仕事をする資質が求められる時代になってきています。工学部での教育は、そうした技術者を育成することを目的にしています。そのため、学生達は工学共通の基礎と各専門分野における基礎的工学、さらには人間としての素養を幅広く学び、今後の高度文明社会に対応できるようにしています。そして、その先には高度の専門知識や技術を身につけるための大学院前期課程、後期課程へともつながっています。
特に、工学部の基礎実験教育に心血を注いでおり、1年次に実験講議、演習、実習、実験を有機的に結合させたユニークな教育システムできめ細かい指導を行っている工学基礎実験があります。大きな教育成果を上げており工学部教育の特色となっています。その後に専門学科実験教育がつながっています。
また、大学内に生産技術開発センター、先端技術研究センター、フロンティア研究機構、総合工学研究所等を併設し、学内外の研究所や企業との共同研究も積極的に行っています。 |
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