サイエンスキャンプ
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森林は、木材やその他の資源を供給する機能だけでなく、国土を保全する機能、水源を涵養する機能、生物の多様性を保全する機能、さらには地球の温暖化を防止する機能など、私たちが快適な暮らしを送るのに欠かせない数多くの機能を有しています。かけがえのないこの森林を維持するために、私たち一人一人は「森を知り、森を守り、森を活かす」ことを常に心に抱き続ける必要があります。
森林総合研究所は、森林・林業・木材産業にかかわる中核的な研究機関として、森や樹木をめぐる様々な研究を総合的に行っています。今回のサイエンスキャンプでは、「森の中の多様な植物たちを訪ねる」、「昆虫のフェロモンの不思議を探る」、「木の良さと使い方を知る」の三コースを用意しました。私たちの研究所でのサイエンスキャンプを通じて”森や森の恵み“を学んでみませんか。

2003年8月6日(水)午後1時〜8日(金)午後3時

森林総合研究所
〒305-8687 茨城県つくば市松の里1
(東京駅から約1時間30分)
TEL:029-873-3211 内線227
(連絡先:企画調整部研究情報科広報係)
FAX:029-874-8507
URL:http://www.ffpri.affrc.go.jp/
宿泊場所:農林水産省農林水産技術会議事務局
     筑波事務所 国内研修生宿泊施設
 



 
  Aコース.「森の中の多様な植物たちを訪ねる」
  森は生物の宝庫といわれているように、そこには多様な生物が互いに関係を持ちながら生きています。広葉樹の森や針葉樹の森、里山の森もあれば奥山の森もあると言うように森にも色々な森があります。森の違いによって生育する植物はどう違うの?それはなぜなの?と言う謎解きをし、そして多様な生き物を育む森が私たちの生活にとってどのような意味を持つのか一緒に考えましょう。
 
  Bコース.「昆虫のフェロモンの不思議を探る」
  森には多くの昆虫が生態系の一員として住んでいます。生態系の中でそれぞれの役割を担いながら息づくこれらの虫たちのコミュニケーションに焦点を当て、雌が性フェロモンを放出し雄を呼び寄せるメカニズムに迫ります。みんなで虫の不思議な世界を体験しましょう。
 
  Cコース.「木の良さと使い方を知る」
 

日本人は昔から木材を身近なものとして色々な物に使ってきました。世界遺産である法隆寺や現代の巨大なドームのいくつかも木で作られています。森からの恵みである木材は永久に循環利用できるクリーンな資源です。木の良さを知って、正しい使い方を学びましょう。
 

各コース4人、合計12人


 

  8月6日(水)
13:00 14:00   開講式/オリエンテーション
14:00 15:15   研究所施設見学
15:15 15:30   休憩
15:30 17:00   コース別説明会
  8月7日(木)
  Aコース.「森の中の多様な植物たちを訪ねる」
9:00 12:00   森で植生を調査します
13:00 17:00   植生の違いと多様性の関係を解析します
  Bコース.「昆虫のフェロモンの不思議を探る」
9:00 12:00   林に住む昆虫からフェロモンを集めます
13:00 17:00   フェロモンの化学構造を推定します
  Cコース.「木の良さと使い方を知る」
9:00 12:00   木の種類と材質の特徴を調べます
13:00 17:00   住宅などへの木材の使い方とその良さを考えます
  各コース共通
12:00 13:00   昼食
17:30 19:30   懇親会
  8月8日(金)
  Aコース.「森の中の多様な植物たちを訪ねる」
9:00 12:00   生物の多様性について考えます
  Bコース.「昆虫のフェロモンの不思議を探る」
9:00 12:00   合成したフェロモンを使ってその効果を調べます
  Cコース.「木の良さと使い方を知る」
9:00 12:00   木の快適性を科学的に調べます
  各コース共通
12:00 13:00   昼食
13:00 15:00   キャンプのまとめ/閉講式
 

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