現在、地球ではオゾン層破壊、地球温暖化、熱帯林減少など様々な環境問題が生じています。これらの『地球環境問題(地球病)』の治療や予防のために、その病状を的確に検査診断し、早急に対処する必要があります。このために、国立環境研究所では様々な分野から地球環境研究に取り組んでいます。今回のサイエンスキャンプを実施する『落石岬ステーション』では、地球病の一つである地球温暖化の原因となる二酸化炭素などの温室効果ガス濃度を高精度に観測しています。二酸化炭素濃度は、人間の社会活動や植物の光合成などによって変動します。ステーションでの観測を実体験し、北の岬に自生する湿原植物の光合成能力を調査することによって、『温室効果ガスとは何か?』考えてみましょう。

2003年8月21日(木)午後2時〜23日(土)午後3時

国立環境研究所 地球環境研究センター
地球環境モニタリングステーション−落石岬
北海道根室市落石西243-2
(釧路空港から約3時間)
TEL & FAX:01532-7-2596
(※なお、当施設は通常無人です)
URL:http://www-cger.nies.go.jp/index-j.html
宿泊場所:民宿 カジカの宿
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