サイエンスキャンプ
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産業技術総合研究所では計量に関する研究業務を一体的・総合的に推進するため関係する部署で構成する「計量標準総合センター」を設けています。ここでは日常生活はもとより産業や経済の礎となる計量の7つの基本単位(長さ、時間、質量、温度、物質量、光度、電流)の基礎標準の設定・維持そして供給を行っています。
1mという長さや1kgという質量は、世界各国どこでも共通です。これは、すべての計量標準が国際的に定められた厳密なルールに従って設定されているからです。国内最高精度で設定された標準は、さらに厳格な管理のもと、日本国内すべての「ものさし」や「はかり」の基準となります。ものさしやはかりの目盛りが、いつでもどこでも正確で信頼できるからこそ、私たちは安心して豊かな生活を送ることができるのです。皆さんの暮らしを支える縁の下の力持ち、それが私たちです。
では、私たちは実際にどうやって「標準」を定めているのでしょうか。今回のキャンプでは、計量標準のひとつである「光の明るさ」を取り上げ、皆さんに標準の設定を体験して頂きます。

会期

2002年8月21日(水)午後1時〜23日(金)午後2時30分

会場

産業技術総合研究所 つくばセンター
(計量標準総合センター)
〒305-8563 茨城県つくば市梅園1-1-1 中央第3産業技術総合研究所 成果普及部門 広報出版部 広報室
TEL:0298-61-4124 FAX:0298-61-4129
URL:http://www.aist.go.jp
宿泊場所:産業技術総合研究所研究協力センター(予定)

 

プログラム

「日本の明るさ標準を作ろう−照度計の製作と校正−」
 太陽の光、部屋の明かり、道路の照明…私たち人間が色々な光に支えられて生きていく上で、明るさ、暗さを数値で表すことは、非常に重要なことです。人間の目が感じる光の明るさを表す量のひとつに、ルクス(lx)という単位で表される「照度」があります。照度は、病院や道路、競技場などでの明るさの基準値を定める際にも用いられる量です。
 本コースでは、「照度計」と呼ばれる、照度を測定する装置を製作します。しかし、ただ組み立てるだけではただの箱、皆から信頼される正確な「ルクス目盛り」をつけてはじめて照度計となるのです。今回みなさんは、簡易的な方法ではありますが、私たちが日頃行っている「正確な目盛りづけ」の作業を行います。レーザーの光や分光器などの装置を駆使して様々な実験を行い、収集したデータの分析を行っていきます。照度計がどれほど正確になるかは、あなたの腕次第、日本の「明るさ」を決めるのはあなたです。

募集人数

6人

スケジュール
 

  8月21日(水)
13:00       集合受付
13:30 14:30   オリエンテーション・産業技術総合研究所概要説明、講師紹介
14:40 16:40   実習プログラム
17:30 19:00   懇親会
  8月22日(木)
9:00 17:00   実習プログラム
(昼食は適宜に)
  8月23日(金)
9:00 12:00   実習プログラム
12:00 13:00   昼食
13:00 14:00   ディスカッション・まとめ(成果発表)
14:00 14:30   修了式
14:30       解散

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