サイエンスキャンプ
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食料は、私たちの生命を保つために欠かすことのできないものです。
世界の人口増加等に伴う地球規模での食料確保のためには、自給率の向上や豊かな食生活に貢献するライフサイエンス分野の研究開発への期待が高まっています。
農業生物資源研究所は、そのようなライフサイエンス分野のゲノム研究等先端的技術開発の拠点として、植物、昆虫、家畜などの生命科学研究を推進し、新品種、新作物の開発や新たな生物産業の創出を目指しています。
今回のキャンプでは、遺伝資源、ゲノム、バイオテクノロジーなどの植物分野の最先端の研究について、お話、実験、見学等を通して理解を深めてもらいます。

会期

2002年8月21日(水)午後2時〜23日(金)午後2時

会場

農業生物資源研究所
〒305-8602 茨城県つくば市観音台2-1-2
TEL:0298-38-7406 FAX:0298-38-7408
URL:http://www.nias.affrc.go.jp/
宿泊場所:農林水産省農林水産技術会議事務局
筑波事務所 国内研修生宿泊施設

 

プログラム

(1)遺伝資源の大切さ
ジーンバンクが行っている植物や動物などのさまざまな遺伝資源の探索収集・導入、保存、配布など事業の紹介と私たちの食生活に遺伝資源がなぜ大切なのかを学びます。
指導:ジーンバンク
(2)イネの色々な特徴を調べる
一目見ただけでは同じように見えるイネでもそれぞれ形や性質などに違いがあります。種子たん白質など目では見えないイネの特徴を実験を通して調べます。
指導:ジーンバンク
(3)ゲノムとは何か?
地球上のすべての生物は、それぞれの細胞の中に謎のような暗号文がいっぱい詰め込まれた「生命の設計図」を持っています。ここでは、私たち日本人に欠かせない「お米」を実らせる秘密が隠されている「イネの生命の設計図」を明らかにするイネゲノム研究を中心に最近の現状等を紹介します。
指導:分子遺伝研究グループ
(4)植物からDNAを抽出・解析する
遺伝子の本体であるDNAには、アデニン、グアニン、シトシン、チミンの塩基と呼ばれる物質が一定の組み合わせにより並んでいます。その塩基の組み合わせによる遺伝情報として、作物であれば病気に強いとか、倒れにくいなどの形質が現れます。ここでは、植物のDNAを抽出し、特定の配列を増幅する実験を通してゲノムに関する理解を深めます。
指導:分子遺伝研究グループ
(5)バイオテクノロジーの最先端技術を学ぶ
世界の食料問題などを解決するためのキーテクノロジーとして、バイオテクノロジーには大きな期待が寄せられています。ここでは、農作物の生産にどのようなバイオテクノロジーが用いられてるか、遺伝子組換え技術などの最先端技術を紹介します。
指導:新生物資源創出研究グループ
(6)遺伝子導入細胞を観る
遺伝子組換え技術は、ある生物から目的とする有用な遺伝子(例えば、病気に強い遺伝子)だけを取り出し、改良しようとする生物に導入することにより、新しい性質を付与する画期的な技術です。ここでは、クラゲの発光遺伝子を導入したイネの細胞を顕微鏡で観察します。
指導:新生物資源創出研究グループ

募集人数

6人

スケジュール
 

  8月21日(水)
14:00 14:30   開講式、オリエンテーション
14:30 15:30   研究所の概要紹介
15:30 17:00   施設見学
17:00 19:00   懇親会
  8月22日(木)
9:00 9:30   遺伝資源の大切さ
9:30 12:00   イネの色々な特徴を調べる
12:00 13:00   昼食
13:30 14:30   ゲノムとは何か?
14:30 17:00   植物からDNAを抽出・解析する
  8月23日(金)
9:00 10:30   バイオテクノロジーの最先端技術を学ぶ
10:30 12:00   遺伝子導入細胞を観る
12:00 13:00   昼食
13:00 14:00   キャンプのまとめ、閉講式

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