サイエンスキャンプ
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くだものは、栄養分の摂取にとどまらず、食生活に潤いを与える欠くことのできないものです。最近、温州ミカンに大量に含まれる発ガン抑制成分やリンゴ摂取で中性脂肪が減少することが明らかにされ、くだものの持つ健康増進機能に関心が集まっています。
果樹研究所は、くだものを研究対象とする日本を代表する研究所です。リンゴ「ふじ」、日本ナシ「幸水」、カンキツ「清見」、モモ「あかつき」等の数々の品種育成、バイオテクノロジーを駆使した育種技術の開発、機能性成分に関する果樹の栽培・病害虫防除に関する技術開発等、果樹のあらゆる分野の研究を実施しています。
今回のキャンプでは、実際にくだものに触れながら、果樹研究のおもしろさなどを体験することができます。

会期

2002年8月6日(火)午後1時〜8日(木)午後2時30分

会場

農業技術研究機構 果樹研究所
〒305-8605 茨城県つくば市藤本2-1
TEL:0298-38-6454 FAX:0298-38-6437
URL:http://www.fruit.affrc.go.jp/
宿泊場所:農林水産省農林水産技術会議事務局
筑波事務所 国内研修生宿泊施設

 

プログラム

(1)DNAでナシの品種を判定してみよう
梨の葉から抽出したDNAを用いて、自家不和合性に関連するリボヌクレアーゼ遺伝子のDNA断片をPCRで増幅して電気泳動法で解析し、品種を判定します。
指導:遺伝資源研究室
(2)酵素のはたらきを調べてみよう
生物の体内では、酵素と呼ばれるタンパク質の働きにより様々な成分が複雑に変化しています。今回の実習では、身近にある材料を用いた簡単な実験により果物に含まれる酵素の働きや性質を調べます。
指導:栽培生理研究室
(3)いろいろなモモ
モモには一般的な円形で毛があって果肉が白いタイプ以外にもいろいろなものがあります。果実を実際に収穫し、特性を調査します。
指導:摘果類育種研究室
(4)くだもののおいしさを科学する
くだもののおいしさを構成している成分を実際に舌で味わってみます。また、味覚識別テストを通じて、おいしさを科学します。
指導:品質化学研究室
(5)カメムシの天敵・卵寄生バチの不思議
寄生バチは、カメムシの卵が未寄生か既寄生かを区別しながら、卵塊のすべての卵に寄生します。その仕組みを探ってみましょう。
指導:天敵機能研究室、虫害研究室

募集人数

10人

スケジュール
 

  8月6日(火)
13:00 14:00   開講式/オリエンテーション
14:15 17:00   DNAでナシの品種を判定してみよう
17:15 19:00   懇親会
  8月7日(水)
9:00 12:00   酵素のはたらきを調べてみよう
12:00 13:00   昼食
13:00 16:00   いろいろなモモ くだもののおいしさを科学する
16:00 17:00   研究室訪問
  8月8日(木)
9:00 12:00   カメムシの天敵・卵寄生バチの不思議
12:00 13:00   昼食
13:00 14:30   キャンプのまとめ/閉講式

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