サイエンスキャンプ
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私たちは、農業によって得られる農産物を食料としています。農産物の中でも牛乳、肉類、卵などの畜産物は、私たちが健康で丈夫な体をつくるのに必要な動物性蛋白質を摂取するための食料です。安全で良質な畜産物は、健康な家畜から生産されます。しかし、家畜はさまざまな病気にかかるので、まずかれらの健康を守ることが大切です。動物衛生研究所は、家畜を始めとする動物の健康を守るため、動物の病気について診断・予防・治療法の研究・開発を行っています。
今回のサイエンスキャンプでは、動物の病気について正しく理解していただくために実際に動物に触れ、動物の健康状態を把握します。また、病気を病理学的に診断する方法を学ぶなど、動物のお医者さんを体験していただきます。

会期

2002年8月6日(火)午後1時〜8日(木)午後3時

会場

農業技術研究機構 動物衛生研究所
〒305-0856 茨城県つくば市観音台3-1-5
TEL:0298-38-7708(連絡先:企画調整部情報資料課)
FAX:0298-38-7907
URL:http://niah.naro.affrc.go.jp/index-j.html
宿泊場所:農林水産省農林水産技術会議事務局
筑波事務所 国内研修生宿泊施設

 

プログラム

(1)高速液体クロマトグラフによる血液中ビタミン濃度の測定
家畜の健康維持に必要なビタミンAとビタミンEの血液中濃度を、高速液体クロマトグラフという分析機械で測定してみましょう。
指導:安全性研究部毒性物質制御研究室
    室長 宮崎 茂

(2)診療の基礎
牛の心拍、心音、呼吸の測定をしたり、血液細胞の観察をしましょう。また、直腸検査をしたり、牛や豚の卵巣や子宮の様子を観察しましょう。
指導:生産病研究部病態生理研究室
    主任研究官 堀野理恵子
      研究員 新井 鐘蔵
指導:生産病研究部臨床繁殖研究室
    主任研究官 吉岡 耕治
      研究員 鈴木 千恵
       室長 岩村 祥吉

(3)家畜の病気を診断する
家畜の病気を病理学的に診断する方法を勉強しましょう。病気にかかった家畜の組織を、光学顕微鏡あるいは電子顕微鏡で観察します。
指導:感染病研究部感染病理研究室
       室長 播谷 亮
    主任研究官 木村久美子

*(4)遺伝子を操作する
*<1>薬剤耐性の伝達を観察する
*指導:感染病研究部病原細菌研究室
*       室長 関崎 勉
*      研究員 高松大輔
*<2>光る遺伝子
*指導:免疫研究部免疫制御研究室
*      研究員 下地善弘

募集人数

8人

スケジュール
 

  8月6日(火)
13:00 14:00   開講式・オリエンテーション(動物衛生研究所の概要)
14:00 17:00   高速液体クロマトグラフによる血液中ビタミン濃度の測定
  8月7日(水)
* 9:00 12:00   遺伝子を操作する
12:00 13:00   昼食
13:00 16:50   診察の基礎
17:15 19:00   懇親会
  8月8日(木)
* 8:30 9:30   遺伝子を操作する(結果の観察)
9:30 12:00   家畜の病気を診断する
12:00 13:00   昼食
13:00 15:00   まとめ・閉講式

※プログラム、スケジュールが変更になりました。
 変更点の行頭に*をつけました。(5/28)


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