サイエンスキャンプ
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核燃料サイクル開発機構はエネルギーの安定供給確保のために、新しい原子炉(高速増殖炉)の開発と核燃料サイクル技術の開発を進めています。
中でも大洗工学センターでは、わが国の英知と科学技術力を結集して、高速増殖炉の実用化に向けた研究開発が行われています。
今回のキャンプでは、高速増殖炉「常陽」など大洗工学センター主要施設の見学のほか、パソコンによる流体のシミュレーション、電子顕微鏡を使った組織観察などを予定しています。

会期

2002年8月27日(火)午後1時15分〜29日(木)午後3時

会場

核燃料サイクル開発機構 大洗工学センター
〒311-1393 茨城県東茨城郡大洗町成田町4002
TEL:029-267-4141(代表) 029-267-2494(直通)
FAX:029-267-1668
URL:http://www.jnc.go.jp/index.html
宿泊場所:大洗工学センター 旭分室(会場に隣接)

 

プログラム

(1)OECウォッチング
 〜原子炉運転から冷却材ナトリウムまで〜
大洗工学センター内の主要施設を見学します。
高速実験炉「常陽」では原子炉の運転を模擬体験する他、高速増殖炉の冷却材であるナトリウムの性質を簡単な実験で確認します。
(2)液体金属ナトリウムの流れをシミュレーション
 〜 数値計算で流れを最適化しよう 〜
高速増殖炉の設計では、目で見ることの出来ないナトリウムの流れを数値計算によって把握し、この結果に基づいて原子炉設計の見直しを行います。
このプログラムでは、流れや熱の基礎式を解くための数値計算法を学習するとともに、各自のパソコンでナトリウム流れの最適化計算を実際に行います。流れの最適化は、みなさんのアイディア次第です。
そのほかにも、数値シミュレーションが原子力以外の分野でどのように活用されているのかを紹介します。
(3)熱特性評価と電子顕微鏡によるミクロ観察
 〜身近な物を詳しく知ろう〜
原子炉に使用する鉄鋼材などの組織観察に使われる電子顕微鏡を用いて、普段何気なく見ている身近な物のミクロ観察をします。
また、そうした物の熱的特性(溶けたり、固まったり、昇華したりする温度)を特殊な分析装置で調べます。実際に観察や分析するための試料を作成する作業から、分析データの評価レポートづくりまで行います。

募集人数

10人

スケジュール
 

  8月27日(火)
13:15 14:15   オリエンテーション
14:20 17:00   OECウォッチング 〜原子炉運転から冷却材ナトリウムまで〜
17:30 19:00   懇親会
  8月28日(水)
8:45 17:30   液体金属ナトリウムの流れをシミュレーション
         〜数値計算で流れを最適化しよう〜
  (12:00〜13:00 昼食)
  8月29日(木)
8:45 14:30   熱特性評価と電子顕微鏡によるミクロ観察
         〜身近な物を詳しく知ろう〜
  (12:00〜13:00 昼食・質疑応答)
14:30 15:00   修了式

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