青空と夕日の実験

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ワンポイント



青空と夕日の実験機

 紫ではなく青く見えるのは、太陽の光の中で紫よりも青の割合の方が大きいことと、わたしたちの目が持っている色を感じる神経(受容体)が赤・緑・青にあり、紫を感じにくいためです。

 青い光が赤い光よりもなぜ散乱されやすいのかは大変難しい問題です。

 よく青い光は波長が短いので粒子にぶつかりやすく、赤い光は波長が長いので粒子を乗り越えやすいからという説明がありますが、これは正しくありません。光の波長は空気の分子の大きさに比べて1000倍くらい大きいので、たとえ、波長の短い光が粒子にぶつかったとしても、海の波に針1本を立てたようなもので、ほとんど影響はありません。

 波長ではなく振動数が問題なのですが、少し難しくなりますので、くわしく知りたい人は、「光の物理 光はなぜ屈折、反射、散乱するのか」(小林浩一著・東京大学出版会)を参考にぜひ調べてみてください。

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