虫めがね(凸レンズ)がつくる像について
レンズとは透明体を2つの球面あるいは1つの球面と1つの平面で囲ったものをいいます。凸レンズは収れんレンズといい、光軸に平行な光線が光軸上の一点、焦点に集まります。
ビルのガラス等での太陽の光の反射は四方八方に分散していきます。その反射した光の中で凸レンズを通過した光はレンズの反対側で集まり(収れんして)再び分散していきます。このあつまった点にスクリーンを置くとビルがあるように実像が写るのです。
カメラのしくみ
レンズを通過した光線が集まる位置にスクリーンを置くと、カメラを向けた景色が映し出されます。このときに映った景色は上下左右が逆になっていることを知っておきましょう。普段つかわれるカメラは、スクリーンの代わりにフィルムをおき、そのフィルム(ネガ)をもう一度印画紙に写しなおして上下左右をもとにもどしています。この牛乳パックカメラでは、青焼きコピー用紙に直接撮影しますので、上下左右が反対の写真になります。上下はひっくり返して直せますが左右は直せません。
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