万華鏡の中に置いたものは、たくさんの像ができます。万華鏡の基本形は三角形ですが、鏡の形や数を変えたり、鏡の作る角度を変えたりすると、いろいろな像が見えて感動的です。
万華鏡とは
鏡でできる像の数Nは、2枚の鏡の作る角度θで決まり、次の計算式で求めます。
n = (360°/ θ°) - 1(個)
鏡がつくる像のできかたの例
- 鏡1枚、θ=180
上記の 計算から n=1ですが、物体の像は上図のように1個できます。 - 鏡2枚、θ=60
2枚の鏡A、Bを上図のように組み合わせると、鏡の像が4枚できます。(A1、B1) 。鏡A、Bのつくる角度θ=60からn=5です。物体●の像○は5つできますが、見えるのは●+○で6個です。 - 鏡3枚、θ=60
鏡A、B、Cのつくる像は、下図のように鏡が鏡を映し、その鏡が像を映すことをくりかえすので、ものすごくたくさんの物体がみえます。
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